アーティストと曲の詳細

トベタ・バジュン(Bajune Tobeta)

ミュージシャン(作詞作曲含)/映画監督/アーティスト、と複数の顔を使い分けているが、共通した独自の世界観を持つ。
楽器はピアノとキーボードを得意とする。2006年春より坂本龍一氏らが設立のプロダクション・オフィスLLP10℃に所属、2009年2月よりはThird-Earがエージェントを担当する。2008年11月、葉加瀬太郎氏レーベルHats Unlimitedから、坂本龍一/高橋幸宏/大貫妙子/堀込泰行(馬の骨/キリンジ)高野寛/平野啓一郎(芥川賞作家)/甲田益也子/サイゲンジ/佐田真由美らをフィーチャーしたアルバム「青い蝶」をメジャー・リリース。一方、映画音楽も2008年「西の魔女が死んだ」、2009年「バオバブの記憶」などを手がけ、「青い蝶」のPVを自ら監督と、映像制作も積極的に手掛けている。

作品への楽曲使用をご希望の方は、映画祭事務局までご連絡ください。 sponsorship@shortshorts.org
Asian Flower -genesis ver.-
『青い蝶、それはオレンジ色の中に住む人々の恋物語。オレンジ色の中で見る不思議な夢。青い蝶が宙を舞う・・・』(アルバム資料より抜粋)。
そんなアルバム「青い蝶」のファーストトラックを飾る作品をセルフリメイク。
坂本龍一の手によるピアノであったパートを自らが紡ぎ出し、映画やCMなど数多くの映像音楽を手がけたトベタらしい、物語を想起させる映像音楽としての側面も強い一品。特に、同じ主旋律を異なる楽器で演奏し、編曲の違いも併せて、再び現れるパートを異なる表情や感情で彩る、いわゆるライトモティーフ的な手法は、映像クリエイター諸氏のイマジネーションを刺激することであろう。ピアノとストリングスが切なく絡み合い哀愁的なイメージが漂う中、トータルの構成力と共にメロディ自体の美しさが際立つ。
セルロイドスター (Como vai? Mix)

同じくアルバム「青い蝶」からのリニューアルナンバー。
壮大な世界観の「Asian Flower」とは打って変わって、親しみやすいヴォーカル楽曲としてのバランス感覚の秀逸さを堪能出来る。アルバムver.では佐田真由美による日本語ヴォーカルでアンニュイな魅力を見せたが、こちらは別ヴォーカリストによるフランス語バージョンとなっており、ワールドワイドなポピュラリティを持つSSFFとのコラボが強く意識されている。短編映画音楽としてのポテンシャルも持ちつつ、極めてプロモーションビデオ向きなサウンドと言える。アコースティックな感触も交えながら、フレンチ・エレクトロとしての構成が取り入れられており、「万人に受け入れられるマニアックさ」と評されるトベタ・バジュンの、もう一つの世界を楽しめる。