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【レポート】台湾・高雄国際映画祭から、プログラマーと監督が登場! (6/16 @ iTSCOM会場)

2017年6月16日

iTSCOM会場2日目は、「カンヌプログラム」と「フランス映画祭2017~短編作品集」のWフランス特集や、映画のテクニックとテクノロジーにフォーカスした「cinema TEC! プログラム」など、選りすぐりの作品が盛りだくさん。

 

さらに、「台湾・高雄国際映画祭プログラム」には、同映画祭の短編映画マネージャー・Wei-chu SHIHさんと『アーニー』のRina B. Tsou監督が登場してくれました。

台湾・高雄国際映画祭の短編映画マネージャー・Wei-chu SHIHさん。

 

 

「高雄国際映画祭は、長編中心の映画祭ではありますが、ショートフィルムにも力を入れています。作品の上映はもちろん、作品づくりのサポートもしており、現在20の短編制作をお手伝いしています」と、同映画祭の短編映画マネージャー・Wei-chu SHIHさん。

そして、その支援を受けて制作されたのが、Rina B. Tsou監督の『アーニー』。台湾のアカデミー賞といわれる金馬奨 短編実写部門(2016)にノミネートされた作品です。主人公のアーニーは、高雄の魚市場で出稼ぎとして働く若いフィリピンの男。家族と恋人を残した故郷に、いつか大きな家を建てたいと夢見ていますが、目の前に過酷な現実が立ちはだかってきます。

海外からの労働者というマイノリティーの主人公を設定したのは、Rina B. Tsou監督自身の母がフィリピーナであり、彼女にとって身近な世界だったから。とはいえ、最近は台湾にも出稼ぎにくる外国人が増えていて、このようなテーマを撮る映画作家も増えているといいます。

『アーニー』のRina B. Tsou監督。

 

ドキュメンタリーかと見紛うほど、役者の佇まいや表情にリアリティがありましたが、それもそのはず。主人公のアーニー役をはじめ出演者は、実際に、魚市場で働くフィリピン人の漁師たち。とはいえ、役者ではない人に出演してもらうのはひと苦労だったそうで、約束の顔合わせをすっぽかされてしまい、Rina B. Tsou監督が魚市場を3日間探し回ったという話など、今だから笑えるエピソードも披露してくれました。

ちなみに、台湾第2の都市である高雄は、年々スタイリッシュに進化する台北と比べ、原付きバイクをサンダル履きで3人乗りしていたりと、まだまだアジア的な活気と開放感があふれる街。そのせいでしょうか、『アーニー』をはじめ上映された4作品には、どれも人間らしさが溢れていました。


チバアキフミ

映画祭のレポートを担当して、はや6年目。東京会場で、メモをとったり、写真をとったりしているのが私です。お気軽にお声かけいただいて、皆さんがお気に入りのショートフィルムを教えてくれたら嬉しいです。上映後のQ&Aセッションにも是非ご参加を!普段は…、広告コピーを中心にフリーランスで書いたり、中日ドラゴンズを応援したりしています。

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