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【イベントレポート】アワードセレモニー/アカデミー賞につながる各賞を発表!

2019/06/17

かたせ梨乃さん、永瀬正敏さん、安藤桃子監督、とよた真帆さん、 HIROさん、 AKIRAさん、小林直己さん、今市隆二さん、佐野玲於さんほか豪華ゲストがアワードセレモニー(グランプリ授賞式)、レッドカーペットに登壇!
別所、2020年に向けて意気込み「ショートフィルムの魅力を日本から世界へ!」
グランプリ「ジョージ・ルーカス アワード」ほかアカデミー賞短編部門ノミネート選考対象作品となる各部門優秀賞を発表

米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)は、 2019年6月16日(日)にアワードセレモニーおよび、レッドカーペットイベントを明治神宮会館で開催しました。本セレモニーでは、ジョージ・ルーカス監督の名を冠したグランプリ、「ジョージ・ルーカス アワード」と、来年の第92回アカデミー賞短編部門ノミネート候補となるオフィシャルコンペティションおよびノンフィクション部門 supported by ヤフー株式会社の各優秀賞の発表を含む、計8つの賞の発表・表彰を行いました。また、東京の多彩な魅力をショートフィルムにして発信する新プロジェクト「シネマスポーツプロジェクト」の発表、ならびに、CINEMA FIGHTERS project第3弾の全5作品のラインナップ発表、映画祭が企業や団体と組んで制作したショートフィルムの完成発表などが行われました。 (受賞作品一覧は記事末尾をご参照ください。)

■注目のグランプリ「ジョージ・ルーカス アワード」は、ツェンファン・ヤン監督の 『見下ろすとそこに』が受賞!

本映画祭の最高賞である「ジョージ・ルーカス アワード」にはツェンファン・ヤン監督の『見下ろすとそこに』の受賞が発表されました。グランプリとなった本作品は、「オフィシャルコンペティション」の優秀賞の他2作品とノンフィクション部門 supported by ヤフー株式会社 優秀賞と共に、次年度の米国アカデミー賞短編部門にノミネート選考対象作品となります。グランプリ受賞のツェンファン・ヤン監督の代理で登壇した中国大使館の劉晟(りゅう・せい)さんは、トロフィーの重さを噛み締めている様子でした。


『見下ろすとそこに / Down There』
Zhengfan Yang/10:15/中国、フランス/ドラマ/2018
【あらすじ】
階下からの騒音が穏やかな夜を一変させる。冷酷で無関心な住民もいれば、迷惑そうな住民もいる。人も反応は実に様々だ。

 

■セレモニー前のレッドカーペットには華やかな衣装に包まれた豪華ゲストが続々と登場!

セレモニー開演前のレッドカーペットには、アワードセレモニーのオフィシャルパートナーUber提供による「Uber Black」の車から降り立った、本映画祭代表の別所哲也とLiLiCoさんがにこやかに登場。さらに、オフィシャルコンペティション審査員からはブラックドレスで美脚を披露したかたせ梨乃さんやシックな黒のスーツで登場をした永瀬正敏さん、CINEMA FIGHTERS projectからはEXILE HIROさん、EXILE AKIRAさん、今市隆二さん、三池崇史監督らが次々と降り立ちました。
他、ノンフィクション部門 supported by ヤフー株式会社の審査員からは大人の魅力あふれるビビットカラードレスを身にまとったホラン千秋さん、 CGアニメーション部門審査員からはとよた真帆さん、また海外からのノミネート監督など、各界の著名人がお祝いに駆けつけレッドカーペットに登場しました。

■アワードセレモニーでは各部門優秀作品が続々と発表!

●Cinematic Tokyo部門

「Cinematic Tokyo部門」では東京都副知事・多羅尾 光睦(たらお・みつちか)氏がプレゼンターとして登場し、受賞作品『ロブ』のハッサン海監督へトロフィー、そして東京都知事賞の授与を行いました。さらに、今後注目があつまる“東京”の魅力をスポーツとショートフィルムを通じて世界へ発信する新プロジェクト「シネマスポーツプロジェクト」が発表されました。今回、公務で欠席となった小池百合子東京都知事からは「(この部門を通して)東京から世界へ数多くのクリエイターが羽ばたくことを嬉しく思う。オリンピック・パラリンピックに向けてスポーツの祭典とともに盛り上げていきたい。」とメッセージが届きました。

●オフィシャルコンペティション
本年より、次年度の米国アカデミー賞短編部門にノミネート選考対象作品となる「オフィシャルコンペティション」3部門(インターナショナル/アジア インターナショナル/ジャパン)の優秀賞各賞が発表され、大きな拍手に包まれながら本映画祭にて公式審査員を務める安藤桃子監督、かたせ梨乃さん、ジーナ・デラバルカさん、中江有里さん、永瀬正敏さんらが登場。審査員としての総評を尋ねられたかたせさんは「映画祭の審査員をさせていただいたのは初めてで、あまりに素晴らしい作品の数々に興奮して眠れない夜が続きました。これから社会にショートフィルムの魅力が広がっていくといいなと思いますし、機会があれば、女優としていつかショートフィルムに出たいと思っています。」と、感想を述べました。

● U-25プロジェクト supported by 日本セーフティー
続いて、本年からの取り組み・オンライン会場で盛り上がりをみせた「U-25プロジェクトsupported by 日本セーフティー」優秀賞の発表では、プレゼンターのLiLiCoさんが登場。優秀賞作品を見た感想として「観ていてシワが増えました。でも、とてもある価値のあるシワで、作品を見て色んな表情になりました。子供らしい大胆さ、大人らしい繊細さを感じられる作品で、素晴らしかったです。今後の活躍に期待しています!」と笑顔でエールを贈りました。

●ノンフィクション部門 supported by ヤフー株式会社
オフィシャルコンペティション3部門の優秀賞作品と共に新たに、米国アカデミー賞ノミネート候補となる本部門の審査員として、原田眞人さん、ホラン千秋さん、水上賢治さんが登場。 圧倒的な映像美と日常の一コマを切り取ったような作品ながら背景にある環境問題へ意識を向けさせるよう見事に構成されている、と絶賛されたショートフィルム『ドゥルセ』。共同監督のギレ・イサ監督は「ここにこうして立っていることが光栄です。本当に名誉な賞を頂いたと思っています。環境問題を描くことは難しいが、それを表現するのが私達の仕事。海面が上昇して、村が失われる怖さもきちんと表現しました」と、受賞に対する喜びと、作品に込めた想いを語りました。

●CGアニメーション部門
「CGアニメーション部門」の審査員を務めたとよた真帆さんは、「全ての作品が1位でもおかしくないくらいクオリティが高い。(作品中に出てくる)少年の悩みや葛藤がうまく現れていました。アニメーションということを忘れ、少年が子役のように見え、うなじに“愛おしさ”さえも感じました」と作品に対しての感動を語りました。さらに「夫が映画監督なので、作品を作る苦労もひしひしと伝わってくる。“愛と努力”が重要なことも本当によく分かっているので、この作品に心からおめでとうを伝えたい」と、監督を称えました。

●第3回ひかりTVアワード
4K映像の魅力を伝える作品として製作された『さよならドロシー』の製作発表が行われました。ステージには倉田健次監督の他、出演した中島琴音さん、渡辺奈緒子さんが登壇。「この作品は現実と同じく魔法が使えない少女を描いています。きらびやかな魔法のみではなく、私達がいる世界には、実は魔法がかかっているんだと感じてほしい」と倉田監督が作品の見所を語り、「素晴らしい脚本で、読んだ時じんわりと涙がこぼれてしまったんです。とても温かくて、深い愛情の物語。見る人に委ねる作品です。変わらない愛が、私にとっての魔法です」と渡辺さんが作品のへの想いを語りました。

■CINEMA FIGHTERS project第3弾完成発表
今秋に公開となる「CINEMA FIGHTERS project」第3弾の完成発表では、EXILE HIROさん、EXILE AKIRAさん、小林直己さん、今市隆二さん、佐野玲於さん、三池崇史監督、井上博貴監督、洞内広樹監督といった豪華ゲストを、本プロジェクトの企画プロデュースを務める映画祭代表・別所が迎えました。 EXILE HIROさんは、素晴らしい監督たちとの出会いで、どの作品も素晴らしい世界観でしたよね。前回に続いて、今回もそれぞれの楽曲と作品のテーマが本当に良くて最高でした」と、感慨深くコメント。三池監督から「今回の作品は、非常にデリケートに感じてしまう物語でしたが、どんな人が見ても前向きに勇気を出せるような作品に仕上げています」と作品の紹介がありました。三池監督とタッグを組んだEXILE AKIRAさんは、作品を通じて感じたショートフィルムの難しさや楽しさ、撮影現場での監督のあたたかさについて語りました。演技初挑戦となる今市隆二さんは、「右も左も分からなかったので、不安もありましたが、監督と食事や打ち合わせを重ね、良い雰囲気で撮影に集中することが出来ました」と監督と共に臨んだ撮影について語りました。

■グランプリ発表・授与
オフィシャル審査員の安藤桃子監督、かたせ梨乃さん、ジーナ・デラバルカさん、中江有里さん、永瀬正敏さんが再度登壇し、グランプリが発表されました。ツェンファン・ヤン監督の『見下ろすとそこに』が見事グランプリに選ばれ、トロフィーが授与されました。
そして、「ショートフィルムの魅力を世界中に発信できる場作りを、これからも続けていきたいです。」と、2020年にむけた意気込みを語った別所の感謝の言葉と共にアワードセレモニーを締めくくりました。

ジョージ・ルーカス アワード :ツェンファン・ヤン監督 『見下ろすとそこに』(Down There)
インターナショナル部門優秀賞 :メリアム・ジュベール監督『兄弟愛』(Brotherhood)
ジャパン部門優秀賞/東京都知事賞:見里朝希監督 『マイリトルゴート』(My Little Goat)
アジアインターナショナル部門優秀賞 :ツェンファン・ヤン監督 『見下ろすとそこに』(Down There)
Cinematic Tokyo 部門 :ハッサン海 監督 『ロブ』 (Robu)
U-25 Project supported by 日本セーフティー:原清楓監督 『デル-ジ』(The Deluge)
ノンフィクション部門supported by ヤフー株式会社:アンジェロ・ファッチーニ監督&ギレ・イサ監督 『ドゥルセ』(Dulce)
CGアニメーション部門 :Carlos Baena 監督 『観覧車』(La Noria)
ひかりTVアワード :榊原有佑監督 『島のシーグラス』

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