Column

SSFF & ASIA との関わり

01_Sons_Still
ショートショート フィルムフェスティバル(1999~2001年当時、アメリカのショートフィルムを中心に「アメリカン・ショートショートフィルムフェスティバル」という名前で開催)がアジア作品の上映を始めたのは、2001年の「インターナショナルショート特集」。まだ無名に近いシンガポール出身のロイストン・タン監督のショートフィルム『Sons』を紹介したのが初めてでした。

02_SSFF ASIA 2004
2001年、2002年の夏には、初のシンガポール開催、そして2003年にはミャンマー開催と続きました。そして、2004年、日本とアジアのショートフィルムに特化した記念すべき第一回 ショートショート フィルムフェスティバルアジア 2004(東京都共催)では、シンガポール5作品、マレーシア3作品、タイ3作品、インドネシア2作品、フィリピン1作品を紹介いたしました。
また、この年、第53回(2000年)カンヌ国際短編映画祭の短編部門でパルムドールを受賞したフィリピンのレイモンド・レッド監督(『マニラ・スカイ』)を迎え、初開催に花を添えました。

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2005年には、ベトナムにフォーカスを当て「ベトナムショート」としてベトナムの新進気鋭監督のショートフィルムを特集上映いたしました。アジア部門が設立されてから三年目の2006年には、ベトナムと香港、オーストラリアの共同制作作品『ラスト・チップ』(ヘン・タン監督)が見事グランプリを勝ち取りました。

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2007年には、今やシンガポールを代表する映画監督といっても過言ではないロイストン・タン監督作品『D.I.Y』がアジア部門にノミネートされ、部門全体のレベルも飛躍的に上がりました。

SSFF & ASIA 2007 では日タイ修好120周年を記念し、アジアマエストロとしてカンヌ映画祭でも高い評価を得ているタイの新鋭、アピチャッポン・ウィーラセタクン監督の『Luminous People』を特別招待上映しました。

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そして2010年はタイ・バンコク版「New York, I Love You」とも言えるオムニバス『サワディー・バンコク』より、ウィシット・サーサナティヤン監督(『怪盗ブラック・タイガー』)作品、ペンエーグ・ラッタナルアーン監督(『地球で最後のふたり』主演:浅野忠信)作品、ソーラポン・チャートリー(『マッハ弐』出演)と韓国女優のイム・スジョンが主演をつとめる、アディタ・アサラット監督作品『変わりゆく街、プーケット』を上映しました。2004年のSSFF ASIAに『705/1 Sukhmvit 55』で参加してくれたアディタ・アサラット監督は2010年の映画祭にも駆けつけてくれ、タイの映像産業に関して多く語ってくれました。
その年のアジア インターナショナル部門優秀賞にフィリピンの『ボンサイ』(アルフォンソ・トーレ監督)が輝きました。アルフォンソ・トーレ監督は、2014年に再び日本に来日し、東京を舞台にしたショートフィルム『Transit Visuals』を制作、外国人監督の視点から見つめた東京の姿を美しく表現してくれました。

06_SSFF in Malaysia
また2011年からはインターナショナルツアーとして、Short Shorts Film Festival & Asia in Malaysia を開催。マレーシアの若手映画監督へのショートフィルム文化の認知と同時に、日本へのマレーシアショートフィルムの認知を高めることができています。

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2012年は『私の親友』(Jirassaya Wongsutin監督/タイ)、『願い事』(Sigrid Andrea Bernardo監督/フィリピン)などアジアの女性の監督が目立ちました。


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そして、2014年、インドネシアのヨセプ・アンギ・ノエン監督作品『ホールインワンを言わない女』が見事グランプリを勝ち取りました。ASEAN作品がインターナショナルなレベルになったことを証明しています。