「Food&Agri」プログラム  優秀賞は『スシ・ジャパン』に決定

5月29日(木)より本WEBサイトで「Food&Agri」プログラムと題したショートフィルム5作品を配信して参りました。
そして、この度5作品から『スシ・ジャパン』が優秀賞に決定したことをお知らせいたします。

『スシ・ジャパン』は、3人のビジネスマンとタダモノではない雰囲気を醸し出す男が寿司屋を舞台に火花を散らすコメディ。
作品のメッセージ性、ストーリーの魅力性、作品のプロダクション・クオリティ、日本食・食文化などの描写力、という点で実行委員会により選出されました。
「Food&Agri」プログラムは引き続き、6月30日(月)まで限定配信中です。

WEB限定 Food & Agriプログラム配信中

映画祭やショートフィルムを通じて、日本食・食文化の魅力を国内外に発信することを目的にするもので、それらの魅力的要素を含んだショートフィルムを、過去のジャパン部門に公募された約2400本の作品から5本選定し配信中。
平成25年12月、「和食:日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。南北に長く、四季が明確な日本には多様で豊かな自然があり、そこで生まれた食文化もまた、これに寄り添うように育まれてきました。このような、「自然を尊ぶ」という日本人の気質に基づいた「食」に関する「習わし」は日本が守るべき「文化」です。
世界で高く評価されている日本食・食文化をテーマに選定されたショートフィルムを通じて、日本食・食文化の魅力を改めて発信します。

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 SSFF & ASIA 2015
作品募集スタート

アワード / 審査員

オフィシャルコンペティション - 審査員総評

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オフィシャルコンペティション 審査員総評
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    ショートフィルムは映画の中の一つのジャンルになりつつあって、確立されたものになっていくのではないかという気がします。長編を撮っていても、またショートフィルムも撮るというような社会がいずれくるのではないかと思います。またもう一つ学んだことは、ショートフィルムにはアイデアというものが真ん中にあって、それを崩さないようにある時間で決めていくのが勝負なのだなと思いました。そしてそのアイデアと言うのはどこから生まれるのかというと、人間誰しもが怒りの感情を心の下の方に沈めて生きているもので、その怒りがそのまま怒りとして出てしまうと終わりなのですが、それが心の中をぐるぐる回っているうちにアイデアが浮かんでくるのではないでしょうか。人間が想像している全ての物は、その人の持っている怒りなのではないかと思います。特にグランプリを受賞した作品にそれを強く感じました。

    石坂 浩二 - 俳優
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    純粋に映画ファンとして凄く楽しかったです。観客としての視点で観させて頂きました。特にアジア インターナショナル部門、インターナショナル部門のレベルがもの凄く高く、逆に僕の方が刺激を受け、勉強することがあって審査するのもおこがましい感じでした。その中でもこのグランプリの作品は圧倒的に違う次元にある作品だと思いました。この監督は間違いなく数年後には長編の世界でも活躍している監督になっていると思います。凄くいい経験でした。有難うございました。

    北村 龍平 - 映画監督
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    普段は評価される立場なので、評価するということは凄く恐縮してしまうことではあったのですが、今回はこのようなとても光栄な機会だったので参加させていただきました。沢山のショートフィルムを観て、本当に心から楽しみましたし、今回グランプリを受賞した作品は、なかなか新しいアプローチの作品が少なくなってきている中、圧倒的な存在感と映画の未来を感じる素晴らしい作品だと思いました。他の作品も審査させていただきましたが、つけた点数と自分が良いと思う作品の順位が異なり、そういうところに人間の感性の面白さや、映画の面白さがあるのではと思いました。本当にいい経験をさせていただきました。有難うございました。

    高梨臨 - 女優
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    私のデビューの足掛かりとなったのは短編小説でした。短編小説は“削りの美学”だと思っています。何度も何度も読み返して、ここは要らないと削っていく作業です。書いたものを削るのは、もったいないという気もするのですが、削ることによって見えてくるものの方が沢山あります。その見えてくるものがいかに沢山出てくるかで、作品の仕上がりが違ってくるかと思います。それがショートフィルムにも言えるのではと思いました。グランプリを受賞した作品は、語らない中に色々なものが見えてきて、こんな表現方法があったのかと驚きとともに面白さを感じました。

    湊かなえ - 小説家
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    今回はとてもバラエティに富んだ作品を観させていただき、感動したり、泣いたり、驚いたり、トリックに騙されたりと色々と楽しめるプログラム編成にこの映画祭のクオリティを感じました。




    ローレンス・レイモンド - カンヌ映画祭監督週間 短編部門選考員
  • ■グランプリ

    ホールインワンを言わない女 / A Lady Caddy Who Never Saw a Hole In One
    Yosep Anggi Noen / インドネシア / 14:11 / Fiction / 2013

    ストーリー:
    ゴルフレッスン、ラブストーリー、そして怒り。

    受賞者コメント:
    ショートフィルムは私たちにとって、「人生」を限界なく、詳細に、そして正直に表現できる場所を提供してくれます。このショートショート フィルムフェスティバル & アジアのグランプリは、私たちの作品をより多くの、そして世界中の人々に見ていただけるチャンスを与えてくれました。ショートフィルムを通して、謙虚なやり方でありながらも大きなインパクトを持って重要なアイデアを表現していこうとしているインドネシアの映像作家にとって、今回の受賞は大きな自信となったことでしょう。



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