秋の国際短編映画祭SNSサポーターの松重ひろさん(Twitter @rat_hiro )に会場レポートをいただきました!
昨日の雨から一転、土曜日は秋晴れの空の下、恵比寿ガーデンプレイス内の東京都写真美術館で行われている秋の国際短編映画祭のリアル会場へ!
今回鑑賞したのは、アニメーション特別セレクションからは『デミのパニック』『砂の城』『Picnic』 『約束』『渡り熊』『心象風景』『えーん』『箱船』『私、バルナベ』受賞プログラム3からは『 viewers:1 』『夜行バス』『突撃!南島原情報局【神回】』『大学での出来事』 受賞プログラム2からは『それから』『 The Parents 』『フレネルの光』『階段』『徒然甘々』この中から印象的だった3作品をお伝えします。
アニメーション特別セレクション『私、バルナベ』0:15:06
ジャン・フランソワ・レヴェック 監督
自堕落な男が自分を見つめ直す物語。あるアクシデントで突然現れた鳥。自分にしつこく付きまとい、姿もどんどんと似てくる不気味なそれは神の使いか、お酒が見せたひとときの幻か。男の過去の栄光を粉々にする描写に衝撃。と、もし自分に現れたら?と考えずにはいられない作品でした。
受賞プログラム3『大学での出来事』0:23:48
ジェイコブ・ピルガード監督
これはTwitterでも話題になっていましたね。配信でもすでに観ていたのですが、映画館の大画面と音響で観るとより迫力があり、銃乱射事件に巻き込まれた主人公の緊迫した様子に思わず手に汗握る。また、時間が経つにつれて銃や悲鳴の音が少なくなっていく様も恐怖。今作も、もし自分だったら?と思わずにはいられない。終映後の重く静まり返った会場の雰囲気も印象的でした。
受賞プログラム2『徒然甘々』0:16:10
大門 嵩 & 祁答院 雄貴監督
無口で出不精の兄セイタロウ、妹のカホ、カホの婚約者のノボル。初めての実家訪問。途中、友人に会いに行くとカホが出ていってしまい、2人きりとなる場面に緊張感が走りますが、兄は全編セリフは少なくても言外で性格や人となりを感じられました。料理を通し距離が近づく場面も良いですよね。エンドロールも見逃せません!
☆まとめ☆
今回1日で18作品!?も観ていたのですが、ショートフィルムだからか長さを感じず。何よりもどれ一つとして同じ作品は無く、毎回短い作品の中でも新鮮な驚きや感動があるというのが短編作品の魅力なのだと改めて実感しました。オンライン配信終了まであと約一週間ですが、引き続き作品の魅力をお伝えしていきますのでよろしくお願いします。