Short Shorts FILM FESTIVAL EXPO 2005 Short Shots Film Festival LoungeEXPO 2005 AICHI JAPAN
NEWS/ニュース
ありがとうございました。

9月25日をもって、愛・地球博が終了致しました。
愛・地球広場での日替わり上映、そして9月10日にEXPOドームで行いました
メイン・フェスティバルも大盛況の中、幕を閉じました。映画祭に御越し頂いた
全ての方々にお礼を申し上げます。

第4期プログラム上映開始!
9月10日、メイン・フェスティバルにてグランプリ作品と準グランプリ作品(国際・国内)が決定。
こちらの受賞作品とメイン・フェスティバルでの招待作品、「RE:サイクル」(中野監督)、
「missing pages」(CHAGEプロデュース)を日替わりで毎晩21時より上映しております。
上映は9月10日~9月24日まで。みなさまどうぞ愛・地球広場にお越しください!
9月10日 メイン・フェスティバル

入り口前

会場を待つ来場客
残暑が残る中、遂に本日メイン・イベントが開催されました。
我々スタッフは、朝から会場であるEXPO DOMEに入り、準備に大忙しでした。到着したのは、11時頃でしたが、会場入り口付近には、もう長蛇の列が!先頭の方にお話を伺ってみると、なんと前日の夜10時からEXPO前に並んだとのこと。本日の朝9時から配布される当日券をゲットし、開場を待っていたそうです。スゴイ!会場では、リハーサルが行われ、スタッフ全員の緊張も次第に高まって行きました。

16時過ぎに開場し、ドーム内はみるみる内に来場客で埋め尽くされました。17時過ぎ、メイン・フェスティバルがスタートしました。

司会:キャロル久末さん、松田悟志さん

会場内
司会は、松田悟志さんと、キャロル久末さんのお二人が担当。
Short Shorts Film Festival EXPO 2005統括プロデューサー 別所哲也から来場されたみなさまに、ショートフィルムの世界について簡単な説明を。EXPO上映作品より、Pillow Fightを上映。これは、ある夫婦のある夜の出来事。。


中野裕之監督
みなさまにショートフィルムを楽しんでもらった後は、特別招待作品「RE:サイクル」の監督をされた中野監督にお越し頂きました。ある女の子とグラスのお話。作品について語っていただきました。それから、監督の作品を鑑賞。優れたデザインが人に与えられる影響は大きいなと感じました。
最後に、日本のクリエイターへ一言という問いかけには、「作り続けることが大事」という事を頂きました。失敗しても、そこで立ち止まらず、作り続けることがポイントだそうです。

Gleeというミュージカルのショートを上映後、遂に、表彰セレモニーへ突入。
今回審査員として参加して頂きましたのは、50音順に、フランシス・ガヴェル(カンヌ国際映画祭 批評家週間ショートフィルム部門コーディネータ)、奈良橋陽子さん(ラストサムライ等のキャスティングを担当)、浜野保樹さん(東京大学大学院教授)、ジョン・ブルームさん(米国アカデミー賞長編アニメーション部門責任者)、矢内廣さん(ぴあ株式会社代表取締役会長兼社長)。また、名誉審査員として、坂本春生さん(財団法人2005年日本国際博覧会協会副会長)、宮本武史さん(経済産業省大臣官房審議官)以上の方にそれぞれのSSFF EXPO 2005の作品への感想を述べて頂きました。どの作品も個性溢れていて、とても興味深かったとのお言葉をみなさまから頂きました。

審査員のみなさま

ステージにて

ガヴェル審査員


奈良橋審査員


浜野審査員

ブルーム審査員

矢内審査員

坂本名誉審査員

宮本名誉審査員


My Head監督 K. P. Ryan

Blue and Orange 監督代理
準グランプリ国際部門の発表は矢内審査員より発表されました。受賞作品は「My Head」クヌット・ペッター・ライアン監督。ノルウェーからの作品でした。ご本人が舞台にてトロフィーを受取り、受賞のコメントを頂きました。
次に、奈良橋審査員より、準グランプリ国内部門の発表。受賞作品は「Blue and Orange」犬飼真理監督は来場出来ませんでしたが、代わりに監督のお姉様よりご本人さまのメッセージを代読して頂きました。


いしだあゆみさん
グランプリ発表の前に再度、ショートフィルム「パピーズ・フォー・セール」の上映がありました。
上映後は、特別ゲストとして、いしだあゆみさんをステージにお呼びし、映画の世界に女優という視点からお話して頂きました。

普通は、人間一人に対して、一つの人生ですが、女優というお仕事をしていると、たくさんの人の人生を演技というものを通じて、体験することができる。それが、女優としてのやりがいということを伺いました。
いしださんとのトーク終了後は、「Early Bloomer」の上映。可愛らしいCGアニメーションに会場はすっかり和ませてもらいました。
いよいよ、グランプリの表彰です。発表はフランシス・ガヴェル審査員より行われました。

グランプリ発表

The God監督代理
受賞作品は、「The God」コンスタンチン・ブロンジット監督。ご本人の来日は果たせなかったのですが、代わりに、EXPO内、ロシアのパビリオン副館長にお越しいただき、監督からのメッセージを代読して頂きました。グランプリ作品の上映。千手観音とハエのお話。これには、会場内が大爆笑でした。さすが、グランプリ作品!

全受賞作品発表後、浜野審査員、ジョン・ブルーム審査員より総評を頂きました。
浜野審査員:世界中から内容、ジャンルともに実にバラエティに富んだ作品が多かったことに感銘を受けました。テーマは「自然の叡智」ということで、グランプリ作品の「The God」は小さな生き物が持つ大きな生命力をユーモアに描いていました。準グランプリ国内部門の「Blue and Orange」は母の優しさが上品なグラフィックで描かれていました。同じく準グランプリ作品「My Head」は独創的で面白い表現方法がされていました。
「言葉ではなく、映像で伝える」という映画の原点を大切に更なる飛躍を期待したいと思います。


総評を述べるブルーム審査員
ジョン・ブルーム審査員:今回の作品を通して、ショートフィルムに対して、良い点と悪い点が見えました。良い点は、国により感情の表現の仕方がそれぞれあり、時にそれがすごく新鮮であったり、そういった印象を自国以外の作品に触れると感じる事ができます。しかし、残念なことに、国によってはまだ、ショートフィルムに対しての援助体勢が整っていないところが多く、フィルムメーカー達は、ショートフィルムを作るのに困難を感じることもあるということを感じました。たくさんの国で、ショートフィルムの制作援助環境が整い、上映する機会が増えれば幸いです。


Live
授賞式の後は、20分の休憩を挟み、特別招待作品2作目、CHAGEさんプロデュースによる「missing pages」の上映。上映後は、CHAGEさんによるライブパフォーマンスで、会場は盛り上がりました。
来場して頂いたみなさまには本日のメイン・フェスティバルを十分に楽しんで頂けた様でした。
Life is short!
9月9日 井筒和幸監督シネマトーク

今日は、井筒監督を迎えてのシネマトークイベントが行われました。
あいにくの雨降りの中、シネマトークはスタートしました。
雨は時に、映像を撮る人間に取っては頭を抱える問題。監督もスタッフの為に用意したたくさんのカレーが、雨が降り撮影が中止になり、ダメにしてしまったこともあったという程。人間、天候には敵わないものです。

さて、今夜は井筒監督に、ショートフィルムについてShort Shorts Film Festival EXPO 2005総括プロデューサー 別所哲也とたっぷり語って頂きました。
監督が初めてショートフィルムを撮ったのは、高校生の頃。全スタッフ3人で一つのショートを作ったそうです。撮影は、Single 8を使用して行われました。もちろん、高校生の監督には買えない代物だったので、知り合いの方のものをお借りして撮影をしたよう。そのカメラで使用されるフィルムは、約1200〜1300円で、撮れる時間は3分でした。高校生だった監督は、少しもフィルムを無駄にしたくなくて、撮った全てのテイクを使った為、あの頃はNGというものが無かったそうです。
監督の様に、映像に興味を持っている若者は、日本にもたくさんいます。しかし、日本には、大学以前に映画を学べる学校があまり無いというのが現状です。確かに、映像を学ぶ場所も必要だけれど、撮った作品を発表する場の方が監督の卵には必要とお二人は言っていました。
映像を作る際に、いくらかかるのか想像も付きませんが、実は、映像を作るのに、いくらお金をかけて作ったかは、問題ではないようです。1千万円をかけて、一つの作品を作ったベルギーの監督がいました。彼は、監督や俳優、脚本、全てを一人でこなしたそうです。1千万と聞くと、多額ですが、彼はその映画で、特別賞をベルリンの映画祭で受賞。その場に来ていた世界中の配給会社が彼の作品を購入。彼の作品は全世界で上映され、彼は何と、40億円を手にしました。映画の良さは、かかった額ではなく、その品質にかかっているということですね。
一番短いショートフィルムはコマーシャルとも言えると監督は言っていました。
多くのコマーシャルは30秒程度。その中でメッセージを伝えることも十分可能です。もちろん、環境保護を謳うことも。
以前、監督が観ていた番組「11pm」という番組でたまに、ショートフィルム大会を行っていたそうです。毎回、映像監督や写真家等のアーティストをゲストでお呼びし、テーマに沿ってショートフィルムを撮ってもらうといったスタイルの番組。その中で、テーマが「公害」だった時に、名古屋湾を舞台にある撮影は行われました。人々がバケツリレーでヘドロを海から撤去するという内容で、始めはバケツリレーの映像が映し出されていて、映画の最後にカメラがクレーンアップされ、全体が見渡せる様になるという映画だったそうです。上から、さっきまでリレーをして集めていたたくさんのバケツを見ると、それは、「うんこたれ」と書かれていたというもの。こういった作品も昔、番組内で制作され放送されていたそうです。興味深い話です。
本日2作品目として、昨日に引き続き、Dangleが上映されました。これは、台詞が一切ない作品でした。観賞後、こういった台詞の無い作品を文字で文学的に伝えようとしても、難しいものがあり、台詞の無い作品こそ、映像でしか表現できないものがそこにはあるというのが監督の意見でした。確かに、映像を通じてしか、伝わらないということがたくさんあると思いました。
こういった思いが、監督にとって、次の作品を作り続ける言動力になっているのだなと感じた言葉でした。来年は、新作の制作に入るとのこと。また忙しくなるねと、嬉しそうに話している監督が印象的でした。
雨が降り続いた中でのシネマトークイベントでしたが、たくさんの方にご来場頂きました。みなさま、本当にありがとうございました。


SSFF EXPO 2005統括プロデューサー 別所哲也

井筒監督とのシネマトーク

ショートフィルムに付いて語られる監督

上映作品鑑賞中

会場のみなさま
9月8日 RAG FAIRパフォーマンス&トーク

今日は、RAG FAIRをお迎えしての、パフォーマンス&トークイベントが愛・地球広場で行われました。
愛・地球会場の収容可能人数は約5000人でしたが、19時の時点で、会場はたくさんのお客様で埋め尽くされていました。
始めは、RAG FAIRの公開リハーサル。野外ステージとあり、今回は音合わせのリハーサル自体もパフォーマンスの一つでした。
19:30、いよいよスペシャルイベントの開始。
大東めぐみさんによる司会の元、Short Shorts Film Festival EXPO 2005統括プロデューサー 別所哲也とRAG FAIRさんにショートフィルムについて語って頂きました。
ショートフィルムとは、時間が短い映画です。監督によっては、とても安い予算で制作をする方もいるようで、10分の作品を25ドルで作ってしまったという例も別所哲也が今まで観て来たショートフィルムの作品でありました。
低予算での制作では、RAG FAIRさんも最近、新曲の「Summer Smile」のミュージック・クリップを、メンバーの皆さんで自主制作をしたそう。何でも、みなさん、映像制作に興味があるとのこと。ちなみに、このミュージック・クリップは1万円の予算の中、実質7500円で制作されたそうです!
お気に入りの映画監督や作品についても語って頂きました。
トークの後は、SSFF EXPO 2005第一期上映で上映された「DANGLE」を皆様に紹介。
ショートフィルムで楽しんで頂いた後は、RAG FAIRさんによるライブパフォーマンスで、会場は一体となりました。
最後は、別所哲也からの挨拶で本日のイベントは幕を閉じました。


シネマトーク

ショートフィルムについて語る
別所哲也


会場のみなさま


上映作品:Dangle

LIVEパフォーマンス

イベント後控室にて
事前予約終了致しました
「ショートショート フィルムフェスティバル EXPO 2005」
この度は、多数のご応募及びお問い合わせをいただきまして、ありがとうございました。
お蔭様をもちまして、予定枚数に達したため、本イベントの事前予約を終了させていただきました。
ご観覧ご希望の方々のために、9/10(土)のイベント当日は、入場整理券を午前9時よりEXPO ドーム前にて配布致しますので、よろしくお願いいたします。
ご希望の方々が会場定員席数を超えるような場合は、立ち見券、キャンセル待ち券を配布する場合もございます。
9月10日 メイン・フェスティバルがいよいよ開催!!
「ショートショート フィルムフェスティバル EXPO 2005」
日程 2005/9/10(土)
    開場16:00 開演17:00 終演予定20:30
会場 愛・地球博 EXPOドーム

「自然の叡智」をテーマにした2,773の応募作品から、受賞作品を発表・表彰するセレモニーイベント。
中野裕之監督作品「RE:サイクル」上映&トーク。また、スペシャルゲストCHAGEのオリジナル・ムービー「missing pages」上映&スペシャルミニライブもありますのでこちらもお楽しみに。

【事前予約方法】
・8/10(水)9:00より愛・地球博公式ウェブサイトで予約開始
・下記愛・地球博公式ウェブサイトURLより、「基本情報」⇒「予約情報」⇒「イベント予約」⇒「日付で探す」⇒『9月10日』を指定⇒「SSFF EXPO 2005 メイン・フェスティバル」⇒「予約する」でお申し込みください。
※事前予約は定員の一部のみです。
※当日朝9時よりEXPOドーム前にて整理券を配布します。
※事前予約には、愛・地球博入場券裏の12桁の番号が必要になりますので、お手元に入場券をご用意くださ
 い。
※事前予約の際には、入場券の裏の12ケタの番号とパスワードを愛・地球博ウェブサイト上で登録する必要
 があります。スムーズに予約を行うためには、事前に入場券番号とパスワードを登録する事をお勧めしま
 す。
「ショートショート フィルムフェスティバル EXPO 2005 in 愛・地球広場」 トークライブ
日程: 2005/9/8(木) 19:00-20:55
     2005/9/9(金) 20:00-20:55
会場: 愛・地球広場

◆日替わりで対談ゲストを迎え別所哲也とのトークショー
※入場自由。愛・地球博入場料のみ必要となります。
SSFF EXPO 2005 「第3期上映プログラム」上映開始!
SSFF EXPO 2005ノミネート作品第一弾、第2期プログラムの上映は、8月8日を以って終了いたしました。ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。

そしていよいよ、第二弾である第3期プログラムの上映が8月9日にスタートしました。

今回のノミネート作品は第2期、第3期プログラムをあわせて43作品、世界中から集まった2,773本の応募作品のなかから選ばれた、秀逸のラインナップでお届けします!

毎晩21時2分より、愛・地球広場エキスポビジョンにて約30分間の上映いたします。上映作品の詳細については、第3期上映プログラムをご覧下さい.
ショートショート フィルムフェスティバル EXPO 2005 開幕!!!
4月26日、ショートショート フィルムフェスティバル EXPO 2005がついに開幕いたしました。
今年度ノミネート作品の上映に先立つ、第一弾上映ではショートショート フィルムフェスティバル(SSFF)の過去上映作品のなかから、1999年ショート・ショート・アワードに輝いたジャック・レモン主演「Puppies for Sale」やアカデミー賞短編アニメーション部門でノミネートされた「More」など、選りすぐりの37作品を愛・地球広場エキスポビジョンにて日替わりで21:02から約30分間上映いたします。
上映作品の詳細につきましては、プログラムハイライトでご紹介いたしております。 世界中から集まった優秀作品を、ぜひ会場でご覧下さい!!
ショートショート フィルムフェスティバル EXPO 2005への作品応募は、過去最多の2773本が世界89カ国から集まりました!!
多数のご応募ありがとうございました。
現在、実行委員会にて作品の選考中です。プログラム決定後、上映作品ラインナップをショートショート フィルムフェスティバル EXPO 2005公式HP上にて発表いたします。
また、ご応募いただいた皆様には個別に結果をご連絡いたします。
2005年9月10日(土)にEXPOドームにて表彰式セレモニーの開催が決定!
豪華審査員やゲストをお招きし、入賞、優秀作品の上映や表彰式など盛大なセレモニーを予定しております。


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