【レポート】展開読めない物語どうつくる?映画監督・黒沢清が登壇 / 7日目の秋の上映会

【レポート】展開読めない物語どうつくる?映画監督・黒沢清が登壇 / 7日目の秋の上映会

2018年10月22日(日)に秋の上映会は千秋楽を迎えました。

台風21号が接近し生憎のお天気でしたが、それでも東京都写真美術館のホールは多くの来場者で賑わいました。

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「U-40注目の日本人監督プログラム」「受賞プログラム4」の上映に続き、15時からは『CURE』などサイコサスペンス作品で知られる黒沢清監督をゲストにお招きしてのスペシャルセミナーを開催しました。黒沢監督が制作したショートフィルム『Beautiful New Bay Area Project 』(2013)を上映 。黒沢監督の演出論や脚本論など縦横無尽に伺いました。

「主人公の顔を取ろうとすると、背景の空間がある。ここをどう使うかが演出の最大のポイントです。たとえば、風に揺れるカーテンなど。工夫のしどころですね」

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また、「展開が読めない」とされる自身の作品について、「完璧に読めないのはデタラメ、完璧に読めるのは面白くない。その中間、読めるようで読めないところで想像力が働かせてもらいたい」と語りました。

また、『トウキョウソナタ』(2008)以降、陥ったスランプとスランプ脱出の過程についても語っていただきました。

詳細は後日レポートとしてアップしますのでどうぞお楽しみに!

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16日(月)から開催してきました秋の上映会もこれでおしまい。ですが、ショートショートはこれから20周年に向けてたくさんの魅力的な映画体験を皆さんにお届けしていきます。

SSFF & ASIA 2018は来年6月に開催予定!現在、作品の公募を受け付けています。クリエイターの皆さん、クリエイターがお知り合いにいらっしゃる皆さんはぜひ、公募サイトをご覧いただき、ご応募をご検討ください。
また、ショートショートでは1年を通して様々なプロジェクトを実施していますので、ぜひショートショートのコーポレートサイトにてご覧いただけますと幸いです。