SSFF & ASIA 2026ショートリスト(ノミネート候補)第1弾を発表!!

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2026のアカデミー賞につながるライブアクション部門、アニメーション部門、ノンフィクション部門に応募があった作品の中からノミネート候補となるショートリストを毎月発表していきます。(※)
8月は世界中から986もの作品を応募をいただきました。短編映画の制作に関わるクリレイターの多様性と情熱が高まっていることを実感しています。このうち17作品は学生監督による作品で、16作品は初監督作品でした。応募者のうち女性監督は約45.17%、男性は54.83%でした。
ライブアクションインターナショナル部門
ライブアクションインターナショナル部門へは500作品の応募がありました。応募数上位の国はアメリカ、フランス、そしてイギリスで、それぞれの共通する視点、反対に独自の文化的視点、その両方を際立たせる、多様な作品が寄せられました。
インターナショナル部門では、個人的な探求や人間関係へ焦点を当てた作品が多く見られました。作品を通して人間同士の繋がりに向き合い、登場人物を中心に成長や内面の変化などのストーリーに取り組んでいます。死や悲しみ、変化、自己発見などのテーマも繰り返し取り扱われています。
ライブアクションアジアインターナショナル部門
ライブアクションアジアインターナショナル部門へは193作品の応募がありました。応募上位の国は中国、韓国、イラン、そして台湾と続きましたが、アジア地域全体から多様な声が寄せられました。共通のテーマは「家族の関係」、多くの作品が複雑な家庭生活を背景に物語を展開する内容でした。また、アジアインターナショナル部門の上映時間の平均は16分13秒でした。
ライブアクションジャパン部門
ライブアクションジャパン部門へは35作品の応募があり、日本の映画制作の独自性を際立たせるストーリーが見られました。超自然現象を扱った作品や、日常が予期せぬ展開を見せるような物語もありました。ジャパン部門の平均上映時間は13分で、シンプルでありながら感情に響くという物語作りの傾向を反映しているようです。
アニメーション部門
アニメーション部門へは126作品の応募がありました。応募数上位の国は中国、アメリカ、フランス、そしてポーランドとなりました。アニメーション作品の多くは比喩やシンボリズムを使い、内省的あるいは哲学的な思想の探求、自己発見、生と死といったテーマを扱っています。
ノンフィクション部門
ノンフィクション部門へは73作品の応募があり、伝統的なドキュメンタリー作品から創造的な手法を使ったものまで様々な作品が寄せられました。応募上位の国はカナダ、アメリカ、そしてスイス。平均上映時間は14分51秒でした。多くの作品で、昔の映像やアーカイブ映像を通して記憶をたどる手法を用いていた一方、環境問題を考察した作品や、芸術家、アスリート、職人といった個人のクリエイティブな面に焦点を当てた作品も多く見られました。
〜SSFF & ASIS 2026 ショートリスト第1弾~
〜部門別に作品名・監督名・国名をアルファベット順に表記〜
| 作品名 | 監督名 | 制作国 |
| International | ||
| 1:10 | Sinan Taner | スイス |
| 11:11 | Mahnoor Euceph | アメリカ |
| A year of marriage | Pablo Camargo López | メキシコ |
| Bus | Andre Balbuena | ペルー |
| Cinema, Mon Amour | Ibrahim Handal & Wisam Aljafari | パレスチナ |
| Houston, We Have a Crush | Omer Ben Shachar | アメリカ |
| LOSS | Sivan Levy Zakin | イスラエル |
| Living Grounds | Emile Lavoie | カナダ |
| Mushroom Dad | Michael Yuchen Lei | アメリカ |
| Oi | Sophie Serisier | オーストラリア |
| Rage | Fran Moreno Blanco & Santi Pujol Amat | スペイン |
| Samba Infinito | Leonardo Martinelli | ブラジル |
| The Last Snow | Rodolphe Bouquet-Populus | フランス |
| THE SPECTACLE | Bálint Kenyeres | フランス、ハンガリー |
| The Swimsuit | Amina Krami | オーストリア |
| Asia | ||
| A South Facing Window | Lkhagvadulam Purev-Ochir | フランス、モンゴル |
| BABY FAT | Margarita Mina | フィリピン |
| Captive Audience | Kew Lin | シンガポール |
| fish | Jian Wei Hoe | シンガポール |
| Her Time | Sidan Wang | 中国 |
| KUCHAR (The Itch) | Vaidaangi Sharma | インド |
| Little Fishies | Mallika Juneja | インド |
| Omen | Thao Ho | ベトナム |
| Papayah | Xin Ruu Lim | マレーシア |
| Ride Your Horse | Dongxu Song | 中国 |
| Somewhere in Time, River and Stone | HUANG Chih-Chia Paulie | 台湾 |
| Taxidermist | Behzad Alavi | イラン |
| That’s A Wrap | Shin & Sunny Hinduja | インド |
| Whisper of the Tranquil Water | Jun CHONG | シンガポール |
| Animation | ||
| Dollhouse Elephant | Jenny Jokela | フィンランド |
| DUBIOUS GARDEN, ON THE BEAUTY OF THINGS | Aprin Manon, Bègue Candice, Butz Noée, Minh Xuân Codet Léonie & Tetuanui Manoa | フランス |
| Fačuk | Maida Srabovic | クロアチア |
| 手 | Wang Jing | 日本 |
| Horde | Janina Ksieska | ポーランド |
| I’m not sure | Luisa Zürcher | スイス |
| K’uchu: A childhood place | Alessio Del Pozo Temoche | ペルー |
| Lost Touch | Justine Klaiber | スイス |
| More Than Happy | Wei Keong Tan | シンガポール |
| Nils Karlsson Pussling | Yaprak Morali, Are Austnes | ノルウェー、スウェーデン |
| S The Wolf | Sameh Alaa | フランス |
| The bird’s placebo | Rami Jarboui | チュニジア |
| Trading Cards | Radheya Jang Jegatheva | オーストラリア、イギリス |
| The Weed’s Gardener | Kovanova Assia | ブルガリア |
| What We Leave Behind | Jean-Sébastien Hamel, Alexandra Myotte | カナダ |
| When The Tide Comes | Fêt-Nat Bailly | イギリス |
| Non Fiction | ||
| A Man Who Takes Pictures of Flowers | Yoo Lee | アメリカ |
| Free Fish | Bisan Owda | パレスチナ |
| Grandma’s Four Color Cards | Sally Phuong Tran | ベトナム |
| Handwoven | Dasha Levin, Mason Cazalet, Mihika Das & Matthew Wisdom | アイルランド |
| In Memoriam / Islanders | Matleena Jänis | フィンランド |
| Risky Routes | Jonas Steiner | スイス |
| Syrinx | Alix Galdin | カナダ |
| Well of Death | Pranav Dawar | インド |
| Japan | ||
| カセットテープのAとB | 立澤 直也 | 日本 |
| Smile Shines Wet | Akio Fukushima | イギリス |
| ZOKUTENSHI | Yuria Matsushita | 日本 |
| 夏のあいだ | 稲葉 雄介 | 日本 |
入選候補作品(ショートリスト)を応募月の翌々月末に発表致します。
映画祭入選(映画祭で上映される)作品は2026年3月末まで月次で発表されるショートリストに選ばれた作品の中から選出され、2026年4月末までに映画祭公式サイトにて発表します。
今月発表分は主に8月末までに応募された作品を対象としていますが、場合によって発表の時期がずれる場合がございます。
■SSFF & ASIA 2026 公募サイト https://app.lifelogbox.com/festival/shortshorts?tab=competition