長崎市で上映イベントを開催!「世界のショートフィルムから見る~戦争と生きる力~」

長崎市で上映イベントを開催!「世界のショートフィルムから見る~戦争と生きる力~」

20周年を迎えた米国アカデミー賞公認国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」では、戦後70年の2015年に赤十字国際委員会(ICRC)と「戦争と生きる力プログラム」を立ち上げました。
4年目となる今年は、被爆地であり、戦争のない平和な世界の大切さを発信し続けている長崎で上映イベントを開催します。
アニメーションやコメディなど、これまでの映画祭で上映された作品の中から計8本を厳選。ショートフィルムを通して、「生きる力」について考えてみませんか?
 

イベントタイトル

世界のショートフィルムから見る~戦争と生きる力~

開催日時

2018年8月8日(水)、9日(木)

会場

〒852-8117 長崎県長崎市平野町7−8

国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ
https://www.peace-nagasaki.go.jp/

 

鑑賞方法

予約不要/無料

上映プログラム

戦争と生きる力プログラム(AとBの2プログラムに分けて上映)

8月8日:
1回目 10:00-11:30(オープニングセレモニーを含む)プログラムA
2回目 13:00-14:00 プログラムB
3回目 15:00-16:00 プログラムA
4回目 17:00-18:00 プログラムB

8月9日:
1回目 10:00-11:00 プログラムB
2回目 13:00-14:00 プログラムA
3回目 15:00-16:00 プログラムB

※「オープニングセレモニー」には田上富久長崎市長の登壇を予定しています。

 

プログラムA

 

『アレッポへの旅』 (原題:Journey To Aleppo)
Juuso Lavonen & Vesa Rajala/21:03/フィンランド/ドキュメンタリー/2016
シリア出身でフィンランド在住ののラミ・アダム。世界でもっとも危ない街、シリア・アレッポの子供たちにおもちゃやお菓子を届ける活動を行っている。その活動に密着したドキュメンタリー。
 

『ベンティート・マシンV』( 原題:Bendito Machine V – Pull the Trigger)
Jossie Malis/スペイン/アニメーション/2014/11:54
紛争に巻き込まれてしまった異邦人。嵐が過ぎ去るまで辛抱強く待つべきだったのに・・・?

 

『1マスの前進』(原題:Pawn)
Jad Andari/7:12/アメリカ/ドラマ/2017
ニューヨークのある寒い夜。イラク戦争に従軍した元兵士は当時の記憶のフラッシュバックに悩み、自殺を図ろうとする。長い散歩に出かけてみると、気づけばイラク人の経営するチェスショップに入店していた。そこが彼に、生きる希望を与える場所となる。

 

『もしも』(原題:What if)
Josh Liveright/04:50/アメリカ/ドラマ/2016
「もし?物騒な映画のシーンが〇〇だったら???」 という問いかけで始まる3つのストーリーを1本のショートフィルムにした本作。憎しみよりも愛を選ぼう。あなたも世界中に愛を広める活動をしよう。そんなメッセージを伝えている。 

 

プログラムB

『ボン・ヴォヤージュ』(原題:Bon Voyage)
Marc Wilkins/22:56/スイス/ドラマ/2016
地中海でのバカンス中、難破寸前の難民船に遭遇する1組の夫婦。助けるべきか、助けざるべきかの決断が迫る。

 

『1945年3月、東京』
田中淳/5:50/日本/アニメーション/2018
1945年の東京下町に亡くなった妻の写真と共に暮らしている老人がいた。ある夜、激しい空襲に見舞われた老人は、近所の子供を助ける代償に妻の写真を手放してしまう。

 

『ゲットーに住む犬、チカ』(原題:Chika, the Dog in the Ghetto)
Sandra Schießl/16:21/ドイツ/アニメーション/2016
ナチス占領下のポーランド。名もない街にあるユダヤ人居住区(ゲットー)でヒーローになる犬のチカと5才のミカッシュの物語。ユダヤ人として迫害され、第二次世界大戦の恐怖にさらされながらも成長していくミカシュと、それを支える小さな犬のチカ。

 

『バレーボール』(原題:Are You Volleyball?)
Mohammad Bakhshi/15:00/イラン/ドラマ/2017
中東から逃れて来た難民たち。ヨーロッパに到着するが、先に進むことができない。彼らは毎日国境に立つ兵士と対立するが、ある日、難聴で目の見えない赤ん坊が彼らのコミュニケーションの手助けをする。 

 

戦争と生きる力プログラムについて
赤十字国際委員会(ICRC)は、戦闘で犠牲となった人々を世界中で保護・支援している国際組織です。本部をスイス・ジュネーブに置き、中立・独立・公平をモットーに、世界80カ国以上で活動を展開しています。映画を通して、作品に登場してくるさまざまな境遇の人たちの人生や想いに触れ、身近な人を思いやり、助け合うことの大切さを感じてもらいたい。そして、平和であることの大切さ、ありがたみをもう一度みんなで考えたい。そうした想いから、2015年に国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(代表:別所哲也)の中に「戦争と生きる力プログラム」を立ち上げました。
田上 富久  Mr.Tomihisa Taue
長崎市長

1980年、長崎市役所入所。観光部観光振興課主幹、企画部統計課長を経て、2007年長崎市長に初当選し、現在3期目。世界の7,500都市以上の都市が加盟する「平和首長会議」の副会長や、国内の非核宣言を行った自治体で構成される「日本非核宣言自治体協議会」の会長を務めるなど、核のない世界を実現するため、様々なネットワークを構築し、平和活動に取り組む。
毎年8月9日の「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」では、広く国内外の人々に長崎市民の平和への願いを訴えるため、「長崎平和宣言」を全世界に向けて発信している。
リン・シュレーダー Linh SCHROEDER
赤十字国際委員会(ICRC)駐日代表

1997年、アルメニアにおいて、収容所内の被拘束者の処遇確認などを行う保護要員としてICRCのキャリアをスタート。以降、アゼルバイジャン、ウクライナ、セルビア、ルワンダ、シエラレオネ、コロンビア、スリランカなどで人道支援・保護活動に携わる。2010年6月、太平洋島嶼国を管轄するフィジー地域代表部の首席代表に着任。その後、2012年9月から2年間はチャドで代表部首席代表を務めた。2015年3月より現職。
1966年ベトナム生まれ、スイス国籍。

 

主催

赤十字国際委員会、ショートショートフィルムフェスティバル & アジア

協力

国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館

後援

長崎市、長崎県

問合せ先

ショートショート実行委員会

03-5474-8844

www.shortshorts.org