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ショートショートとつながるクリエイティブコミュニティ「Moving Commmons(ムービング・コモンズ)」の勉強会兼交流会「Creator Drinks #6」が、2018年12月6日(木)にショートショート実行委員会のオフィスで行われました!

クリエイターの皆さんから頂いたご希望お応えし、今回のテーマは「国際共同製作を始める際に」。講師として、アスミック・エースからユニ・ジャパンへ出向し、数々の国際共同製作を支援する吉田佳代さんにご参加いただき、その魅力と実状を余すところなく語っていただきました!

(事務局 林)

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過去最多の36名が参加した今回のCreator Drinks。
日本でも数の増えてきた外国との共同製作に、参加者の熱意が伝わってきます!

まずは吉田さんの自己紹介から。フランスをはじめとする諸外国での生活経験や、ヘラルド・エース(現アスミック・エース)を立ち上げた原正人さんのアシスタントとして入社し「ニュー・シネマ・パラダイス」や「デリカッセン」を日本へ買い付けたお話、黒澤明監督の遺稿「雨上がる」の製作や「ヘルタースケルター」の海外販売など、お話は多岐に渡りました。日本と世界を繋ぐお仕事の幅の広さに驚きました!

さらに「合同製作の意義」や「合同製作の強みと弱み」などを語っていただきました。

今回は、「質問は随時挙手して」式。質問が出ないのでは…運営の心配も裏腹に、既に他の国との製作を経験した方、挑戦したいけど何から手をつかたらわからないという方などから、たくさん質問が出ました。

吉田さんは一つ一つに真摯に答えていらっしゃいました。

多くの海外映画祭で審査員も務めた吉田さん。
日本のクリエイターは、企画のピッチコンテストについて免疫がなさすぎると指摘されていました。

「なぜこの企画をやりたいのか」「どういったサポートが欲しいのか」など要点を明確に、現地の言語で話せれば世界は広がるとのことです。

カンヌ映画祭、ベネチア映画祭、ベルリン映画祭はそれぞれピッチコンテストがありますが、台湾や韓国、トルコの映画祭でも近年では多くのコンテストが誕生し、その門戸を外国人にも開いています。

日本人クリエイターも参加のチャンスです!

他にもあまり耳にしない「Europa Producers Club」についてもご紹介いただきました。資金潤沢なドイツをはじめとして、映画の名門フランスやイタリア、ポーランド、イギリスなどのプロデューサーが参加し、国を超えて製作をサポートする組織だそうです。

吉田さんは「河瀨直美や深田晃司監督など巨匠と呼ばれるクリエイターたちは、英語が話せなくとも話せる人と一緒に仕事することでチャンスを得ている」と語っていらっしゃいました。

講義のあとは、同じ会場で引き続き懇親会を実施!
吉田さんとの周りはもちろん、会場のいたるところで、人の輪が生まれました。皆さん自分の企画や他の参加者の企画など、情報交換を活発にされていました!

今回のCreator Drinks、本当に濃いイベントとなりました!また吉田さんをお迎えして開催する日も近いかもしれません。

次回も、クリエイターの皆さんのご参加をお待ちしております。

林ハキム

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