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8月 3日 (金)の夜、World Theater Project 代表の教来石 小織さんをゲストとしてお招きし、Moving Commonsの第4回懇親会を行いました!

金曜日の夜にも関わらず、様々なジャンルのクリエイター、映像制作会社にお勤めの方、学生の方など、幅広いバックグラウンドを持つ皆様に参加して頂きました。

World Theater Projectは、カンボジア等の開発途上国の農村部を中心に、発電機と上映機材を持ち運び、即席の移動映画上映会を行っています。

開発途上国の子供たちは、両親や知り合いがやっている身近な職業しか、「将来の夢」の選択肢に入らないと言います。

そんな子供たちに、映画を通して世界中の人々の多様な生き方を見せることで、「生まれ育った環境に関係なく、子どもたちが夢を持ち、自分の人生を切り拓ける世界をつくる」というミッションを達成すべく、日々活動されています。

この活動をする中で、教来石さんが突き当たった壁の一つが、作品の上映権の問題です。

活動の趣旨に賛同してくれた権利保有者の方々から、何作品か上映の許可がおりたものの、上映可能な作品がまだまだ不足していると言います。

そんな状況を打開するため、World Theater Projectでオリジナルの作品を作ろうと考え、クラウドファンディングで資金を募って完成させたのが、『映画の妖精 フィルとムー』です。

この日のイベントの中では、この作品の上映会も行いました。本作品には、実は俳優の斎藤工さんも声優として携わっており、クラウドファンディングを通じて1,000万円近くの制作資金が集まったそうです。

またイベントの最後に、参加者の皆さんでグループディスカッションも行いました。

ディスカッションのテーマは、ゲストの教来石さんから「なぜ今の仕事に就いたのか」と、「映画が持つ力」の2点。

何らかの形で映画に関わっている、Moving Commons 参加者の方々。皆さん自身の仕事のやりがいや生きがいを問うような質問に、各グループで活発な議論が行われました。

今回のプレゼンテーションの中で、最も印象深かったのが、子供たちが映画を見るときの、本当に楽しそうな表情をしている写真です。

こんな表情を観るために、映画業界の人たちは日夜頑張って良い作品を作り、また完成した作品を届けているのだなと、改めて実感しました。

イベントの最後に、ゲストの教来石さんへの質疑応答の時間を設けました。参加者の皆さんからは、World Theater Projectに自分も携わりたいという沢山のお声を頂き、実際に活動を手伝うと宣言する映像クリエイターの方も現れました。

Moving Commonsでは、今後も定期的にこのようなイベントを開催して参ります。

皆様ぜひ奮ってご参加ください!

(ショートショート実行委員会/おおはし)

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