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【インタビュー】エジンバラ短編映画祭フェスティバルディレクターにきくショートフィルムの魅力

2017年5月2日

SSFF & ASIA では、スコットランドのエジンバラで開催されているエジンバラ短編映画祭と連携し、相互にプログラム交換を行っています。
毎年秋に開催されるエジンバラ映画祭でフェスティバルディレクターを務めるPaul Bruceさんに、映画祭の紹介や、今回の特別プログラムの紹介をいただきました。スコットランドの短編ってどんな映画なんでしょうか?ぜひ「エジンバラ短編映画祭プログラム」でご覧ください♪


Q1. エジンバラ短編映画祭とは?目的や歴史、ユニークなプログラムについて教えてください。

 

エジンバラ短編映画祭(ESFF)はエジンバラ初の短編映画祭として2011年に始まりました。私たちがESFFを立ち上げた目的は、高い品質のショートフィルムをエジンバラの人々に紹介することです。一般にショートフィルムは多くの誤解を持たれています。私たちはスコットランドと英国、そして世界の優れた作品を上映し、現代のショートフィルムにある豊かなの才能と面白さを、観客に知ってもらうために活動してきました。

最初の年には私たちは3日間の会期で小さく始めました。現在では8日間の会期で毎年秋に開催しています。そしてほぼすべての上映回が満席になります。
私たちは「オープンガーデンシネマ」という屋外上映イベントも実施しています。これは、トリニダードトバゴ映画祭、ショートショート フィルムフェスティバル & アジア、サルディーニャ映画祭、スクリーンプレイ映画祭など、国際的な映画祭と連携して実施しているプロジェクトです。来年はバルセロナ短編映画祭やワシントンDCの短編映画祭とも連携を広げていく予定です。
私たちは短編ドキュメンタリーのイベントとサイレントフィルムのイベントを主催してきました。そこでは、85人もの制作者が訪れ、500作品以上のショートフィルムが上映されてきました。一年を通して、私たちはネットワーキングのためのイベントを地元の制作者たちに提供し、毎年11月にはとても人気のクロージングナイトパーティーを実施しています。

 


Q2.今回のSSFF & ASIAでのプログラムの見どころはどこですか?どの作品が一押しでしょうか?

 

ESFFのチームのメンバーそれぞれが映画の好みを持っています。そして、今回SSFF & ASIA で上映する作品のいくつかは昨年のESFFの中で私がとびきりいいと思った作品です。私は『カリアッハ/ Cailleach』を日本の皆さんに紹介できるのをとてもうれしく思います。カリアッハとはスコットランドのゲール語で「老女」を指す言葉です。『カリアッハ』を観ることで、日本の皆さんは、スコットランドの西の離島での暮らしや、そこで暮らし働く人々のことを知っていただけると思います。

『ヒンターランド/ Hinterland』という作品もおススメです。この作品は、とある廃墟で開催されたアートイベントを描いた映画です。スコットランド中部にあるその廃墟は、もともと神学校だったモダンな建物で、破壊され打ち捨てられた建物が、幻想的な光と色の世界へと変貌を遂げます。

『カリアッハ』
Rosie Reed Hillman/14:00/ドキュメンタリー/2014
86歳の老女。3匹の猫と12頭の羊ともに生活をしている。自然の中で質素に暮らす彼女の日々と人生のポートレート。

『ヒンターランド』
NVA & Julian Schwanitz/07:46/エクスペリメンタル/2016
2016年3月にスコットランドで開催されたフェスティバル・オブ・アーキテクシャーの公式オープニングイベントとして、イギリスで最も成功している公的芸術推進協会、NVAが聖ピーター神学校に作り上げた『ヒンターランド』。同フェスティバルでは、その年の科学者、デザイナー、建築家達の功績を紹介。


Q3. 日本の観客へメッセージをお願いします

 

長年協力関係のある国際映画祭と同様、私たちはSSFF & ASIAとコラボレーションでき、とてもうれしく思います。そして、今年日本の皆さんに私たちのショートフィルムをご覧いただけるのをうれしく思います。

2016年10月に開催されたESSFでは、日本のショートフィルムの傑作をエジンバラの歴史ある映画館で上映することができました。席を埋め尽くした観客たちの反応はとてもポジティブでした。私たちの作品も同様に、日本の皆さんに楽しんでいただけましたら幸いです。

アジア最大級の短編映画祭であるSSFF & ASIA 2017に参加できるのはとても名誉なことです。私たちは映画祭をとても楽しみにしています。そして、日本の皆さんに私たちの選んだスコットランドやアイルランド、イギリスの映画を楽しんでいただけるよう願っています。皆さんの感想が私たちの励みになります!

(協力:エジンバラ短編映画祭・フェスティバルディレクターPaul Bruce)


「エジンバラ短編映画祭プログラム」についての詳細・ご予約はこちら

http://www.shortshorts.org/2017/ja/program/edinburgh.php

 

 

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