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Short Shorts Film Festival & Asia 2010

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映画祭レポート詳細/ラフォーレミュージアム原宿

 

2010.06.23

06.19 13:20〜 Wetaセミナー supported by Vantan


夢のセミナーをぜひ聞こうと、
長蛇の列が!


Weta創始者の
リチャード・テイラーさん


テイラーさんにスコップで
殴られて苦しむ(!?)
マーティン・ベイントンさん

 

ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督の呼びかけで'93年に立ち上がった制作会社、Weta。今回、なんとその創始者であるリチャード・テイラーさんと作家でイラストレーターのマーティン・ベイントンさんが来日!

 映画界の第一線で活躍する彼らの話しが直接聞けるという、なんとも贅沢なセミナーが開催されました。

 

セミナーのテーマは「クリエイティブな発想を活かした低予算VFX制作」。 冒頭でテイラーさんはいきなり大きなスコップを取り出し、ベイントンさんに思いっきり殴りかかります。お腹にまともに打撃を受け、口から血を流して苦しむベイントンさん。いったい何が起こったというのでしょう!? 

実はこのスコップ、ゴムでできていて、殴ってもまったく痛くないものだったのです! 

血のりももちろん演出。Wetaは特殊撮影のためにこのような小道具を生み出すことからスタートしました。 テイラーさんは言います。

「みなさんは、Wetaがとても大きな会社で、大作ばかり作っていると思われるでしょう。

でも私たちはとても小さな工房で、地道にこんな小道具を作ってきたのです。」 次に見せてくれたのが、ピーター・ジャクソン監督が'92年に手がけた『BRAINDEAD』。おびただしい量の血が飛び散り、ゾンビの身体が腹からまっぷたつに切断されるなど、残酷を通り越して笑えてしまう超B級スプラッタムービーですが、この映画に使われた何百リットルもの血のりは食料品店で買えるものだけで作ったそうです。

「今、すばらしいデジタルテクノロジーはたくさんありますが、莫大な費用がかかります。そんなお金を使わなくても、100年も前から使われているオーソドックスな手法で、特殊撮影はできるのです」とテイラーさん。

 

2人は一瞬たりとも椅子に座ることなく、実演を交えながらエネルギッシュに語り続けます。

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