SSFF & ASIA 2018 秋の上映会 開催概要

秋の上映会は、アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭 「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」が東京国際映画祭との提携企画として開催するイベントです。
ショートフィルムの魅力を広めることと、若手映像作家の育成を目的とし、東京都と共催で毎年開催しています。

映画祭が20周年を迎えた今年は、歴代の作品から厳選した「アニバーサリープログラム」を上映、村上春樹の短編小説『パン屋再襲撃』をもとに製作されたキルスティン・ダンスト主演作や、有村架純がSSFF & ASIA 2014でベスト アクトレス アワードを受賞した作品などを上映。
その他、6月の映画祭での受賞作品を集めたプログラム、昨今注目を集めている企業がブランディングを目的として製作したブランデッドムービーを特集する「BRANDED SHORTS」プログラムなど盛りだくさんでお届けします。

概要

■名称 ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2018 秋の上映会 (SSFF & ASIA 2018 Autumn)
■開催期間 2018年10月5日(金)~2018年10月12日(金)
■上映会場 東京都写真美術館 10/5(木) - 8(祝)
アンダーズ 東京(虎ノ門ヒルズ) 10/9(火)- 12(金)
■内容 6月に開催されたSSFF & ASIA 2018の受賞作品と、その他秀作ショートフィルムの上映、海外でも知られる映画監督によるトークイベントほか。
■鑑賞料金 無料
■申し込み Peatixより事前申し込み
(当日券もございますが、席数に限りがございますので事前申し込みをお勧めします。)

2018年開催テーマ

「Cinema Smart」
~想像力で人生を発見する~

「Book Smart, Street Smart」という言葉があります。
「Book Smart」は座学で手に入れる学問的な知識としての「知」を指し、「Street Smart」は自らの経験を通して得られる実践での「知」を指します。
机上の勉強だけではなく、社会で学ぶことが重要だという趣旨の言葉ですが、私たちはそこに加えて「Cinema Smart」という概念を提言します。

「Cinema Smart」とは、いわば「想像力」によって得られる人生の「知」。

エジソンがキネトスコープを発明して125年、リミュエール兄弟がシネマトグラフを発明してから123年。時代や国境を越え、人間は映画に心を動かされてきました。映画に登場する人物たちの気持ちを想像し、ハラハラドキドキする。一緒になって泣いたり笑ったりし、励まされ勇気をもらう。時には映画を観ることで人生を左右する発見をすることだってあります。シネマが人間に与える力は、いつの時代にも通じる普遍的なものだと私たちは信じます。

映画が人間にもたらす、知性、発見、感動、原動力、心の栄養-。
映画祭20周年の節目の年、私たちは「Cinema Smart」というコンセプトで、映画の価値を現代に問いかけ、映画祭に集まる人たちと一緒に考えていこうと思います。

 

ショートフィルムとは?

1999年、ショートフィルムを日本に紹介するため、米国俳優協会(SAG)の会員でもある別所哲也を創立者に「アメリカン・ショート・ショート フィルムフェスティバル」として東京・原宿で誕生。
初年度は映画『スターウォーズ』シリーズのジョージ・ルーカス監督が学生時代に制作したショートフィルムを上映しました。 2001年に「ショートショート フィルムフェスティバル(SSFF)」と改称、2004年に米国アカデミー賞公認映画祭として認定されました。アカデミーの公認を受けたことにより、映画祭のグランブリ作品が次年度のアカデミー賞短編部門のノミネート選考に入ることになり、本映画祭からオスカー像を手にする道が拓けました。
また、アジア発の新しい映像文化の発信・新進若手映像作家の育成目的から「ショートショート フィルム フェスティバル アジア(SSFF AISA 共催 :東京都)」が2004年に誕生。現在、2つの映画祭を“SSFF & ASIA”と総称して開催しています。
2016年には、企業・団体の制作する「ブランデッドムービー」を特集するプロジェクト「Branded Shorts」を開始。映画祭の開催期間に合わせてカンファレンスや上映会を行っています。
さらに、2018年2月には、インターネット上の映画館「ブリリア ショートショートシアター オンライン」を設立。映画のある暮らしを全国に向けて提案しています。
映画祭としてはこれまでに延べ38万人を動員。
これまでも、そしてこれからも、SSFF & ASIAはショートフィルムの普及推進の役割を果たし、世界に羽ばたく若きクリエイターを応援します。

映画祭の沿革やサクセスストーリーなど詳しくはこちら