|
|
|
東京からスタートし、札幌、名古屋、沖縄、シンガポールとツアー形式で開催してきたASSも、ここ松本が最終地。明日、あさっての開催を控え、今日は前夜祭として、松本パルコにてトークライブがおこなわれた。
松本での開催は、今年が初めて。松本は、人口に対する映画館の数が全国で1、2を争うほど多く、映画好きが多い街だという。これまで見る機会がなかったショートフィルムが初めて上映されるということで、松本のスタッフをはじめ、市民の方々の期待も大いに高まっているようだ。
トークライブでは、東京から別所哲也実行委員長、東野正剛事務局長が訪れ、ショートフィルムの魅力や、今年の作品のみどころについて語った。
二人は6月にも松本を表敬訪問しているが、別所さんは松本の印象について、
「表敬訪問では、市長をはじめ、みなさんにたいへん暖かく迎えていただいて本当に嬉しかった。松本での開催にこぎつけるために、今スタッフとして運営をして下さっている松本商工会議所のみなさんが、何度も東京に足を運んでくださった。松本は文化的なことに対してとても関心が高く、受け入れて下さるという印象がはじめからありました。来年も再来年も、ここでみなさんとお会いしたいと思います」と述べていた。 |
トークライブは、シネマコラムニストの合木こずえさんを交えて、松本という土地と映画とのかかわりについて話が及んだ(中央は司会のFM長野のパーソナリティ・小林夏樹さん)。合木さんは、
「若い人の中に、どんどん松本の風光明美な風景を生かしたショートフィルムを作る人が現れてほしい。映画を作るのは、今は技術的に全然難しくない。大事なのは技術じゃなくて感性だから、何を伝えたいかさえしっかりしていれば誰でも作れるんです。映画祭を観て刺激されて、“私も作ってみよう”と思って下されば」と、
別所さんは、「作るのももちろんだけれど、ボランティアスタッフに参加してみたいという方も大歓迎です。一緒に映画祭を盛り上げていきましょう」とのそれぞれ述べた。 |
トークライブ終了後は、上映会場のMウイングに場所を移して、関係者やマスコミを呼んでのレセプションパーティがおこなわれた。
まずは松本の実行委員長の矢ヶ崎良威さんが
「昼間は会社や学校に通いながら、松本での映画祭を成功させるべく努力してくれたスタッフやボランティアに感謝したい。この映画祭は、松本の新しい大きな大きなイベントのはじまりになると思う」と挨拶。
続いて、別所哲也実行委員長が
「映画祭はまだ3歳になったばかりですが、3年めのフィナーレを松本で飾ることができてうれしい。来年、再来年と、みなさんの力で大きくしていっていただければと思っています」とコメントした。
松本と東京の実行委員が紹介された後、映画祭の顧問も務めている、有賀正松本市長が
「松本は昔から映画がとても盛んなところ。大勢のすばらしい映画監督を輩出しているし、ロケ地としても申し分ない。映画は文化の総合芸術。21世紀になって、ますます映画は盛り上がるはず。明日からの映画祭は、その試金石となると思う」と挨拶し、市長が音頭をとって乾杯となった。
パーティではDJプレイや「おはぎ」をはじめとする作品の上映、パルコ内にお店を構えるレストラン「ファイブ・ホルン」のパティシエが腕によりをかけて作った、ASS特製デコレーションケーキの登場などがあり、会場は大いに盛り上がった。 |
レセプションでは、長野県知事である田中康夫氏からのビデオメッセージも上映された。田中知事は小学4年から高校卒業までを、松本で過ごしたという。
「古い映画館で『イージーライダー』なんかを観ていました。僕にとって松本時代は映画をよく観た時代だったと思う。今、このビデオメッセージが流れる頃は、僕は映画“ロッタちゃんのおつかい”の国、スウェーデンにいるはず」
とコメントを寄せて下さった。ちなみに、今回の上映作品の中で、田中知事のお気に入りの作品は「取毛男」だそうである。 |
ASS in 松本 開催秒読み! |
トークライブに向けて、最後の打ち合わせ |
|
地元の和紙店「島勇」では、信州大学の映画研究会のみなさんがASSのパネル展示をおこなってくれた |
|
ASSのデコレーションが施されたケーキ。フルーツがたっぷり! |
|
大盛況のレセプションパーティ |
ミス松本もパーティに訪れ、会場に花を添えた |
|
「おはぎ」の上映とともに、おはぎがふるまわれる |
|
松本での開催を支えてくれる信州大学のボランティアのみなさんとともに |
|
|
|
Copyright, (C) American Short Shorts Film Festival 2001. All rights reserved. Feedback to assff2001@hotmail.com |
|
|