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TOKYO
2013 TOP > レポート一覧 > レポート詳細

2013.06.15

ブリリア ショートショート シアター ミュージックShort部門A


(左から)西堀哲郎プロデューサー、中茎 強監督

19:20の回のミュージックShort部門Aのゲストは湘南乃風のミュージックビデオ『雪月花』の中茎 強監督と西堀哲郎プロデューサー。
 
Q:製作の経緯を教えてください
HAN-KUNのPVを作ったんですけど、打上げで「ドラマっぽいの作りたいんですよ」とレーベルの方に言われたんですね。そこから、プロットを提出するという流れに。。。ただ問題があって、そこから1ヶ月で納品してくれというスケジュールでして。。。(笑)これは3本のドラマが、ありましたし、知名度はある程度ないといけないし、役者のスケジュールも押さえないといけないですし。。。
 
テリー伊藤さんの出演シーンは公民館を借りて撮ったんですが、3時間で撮らないといけなかったんですね。時間がないから、スタッフみんなで一眼になっていたので、すごく現場の空気が良かったんですよ、最後のシーンは代役をたてることも想定していたんですが、それでテリーさんも自らアイデアを出したりすごくのってくれて。素敵な方でした。
 
Q:湘南乃風は曲も歌詞もすごくインパクトがあるじゃないですか?それに画が負けないようにするのは苦労しませんでしたか?
A:映像をいっぱいとって抜粋して曲つけるというパターンではなく、曲もとても良かったし、やはり物語性を活かしたかったんですよね。それとポイントになったのは、色んな仲間の協力でビデオコンテをつけてくれた。そこは大きかったですね。
 
Q:プロとアマの差って、映像とかカメラも当然あるんですけど、歴然と差がつくのは「音」なんですよね。
A:ですね。僕たちもミュージックビデオ以外の撮影ももちろんするんですが、「音」だけは妥協しないようにしているんです。
 
Q:最後に「ショートフィルムの魅力」ってなんだと思いますか?
A(中茎監督):「起承転結じゃなくてよい」なんて別所さんもおっしゃってますけど、その通りだと思うんですね。長編だと、飽きないようにしないといけないな~とか、いろいろ考えることがあるんですが、ショートだとイマジネーションで勝負できるし、かつ映画祭だと反応が帰ってくるところですね。
 
A(西堀P):長編だとやはり予算、、、など制約がありますよね。映像作家にとってショートフィルムはエントリーする最初の場所だと思います。
 
Q:最後にこれからどんな作品を作りたいですか?
A(中茎監督):やっぱり映画館ていいなーと。いま、テレビのサイズも大きくなっていたりとか、いろいろあるんですけど、見た後に、自分の近くにいる人を大切にしたいと思うような、心があったまるようなものを作りたいですね。
 
A(西堀P):“ほっこり”するやつね。
A(中茎監督):いや、「ほ」ではないかも(笑)
 
Q:西堀さんはいかがですか?
A(西堀P):僕はシリアスなもの、社会的なもの。日本の未来ってどうなんだろうとかけっこう考えちゃうんですよね。
 
A(中茎監督):まず自分のことを考えなさい(笑)
会場:(笑)
 
(お客さんの感想から)
最近歌詞なんかはまぁどーでもいいかなと思ってたんで、洋楽をけっこう聴いていたんです。湘南乃風って自分にとっては最近少し離れていたアーティストだったんですが、このプログラムで一発目にMVを見させられて、映像によって歌詞が際立っていたし、作品を見てまた曲が聞きたくなりました、というこのミュージックShort部門の目指すべき素晴らしい感想を頂きました。
 

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