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TOKYO
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2013.07.20

Short Shorts Film Festival & Asia 2013 in Osaka 最終日



今年4月にオープンしたナレッジシアター


現在、募集中の「東京スカイツリー エピソード」の告知うちわも来場客に配られました


シアターのホワイエの風景


多くのシニア層の観客にもお越し頂き、ショートフィルムをご満喫頂いたようでした

SSFF & ASIA 2013 in 大阪 2日目(最終日)快晴となった本日は、映画祭上映の2日目でもあり、終日ともなりました。休日ともあり、朝からショートフィルムを見に来られた観客が開演前、ナレッジキャピタル内、4Fに位置するナレッジシアターの入り口ドアで列を作ってお待ち頂きました。本日、最初の上映は10時40分、ジャパン部門優秀賞や、特別製作作品「死神失格」などが収録されているプログラムCでスタートしました。他にもヴェネチア国際映画祭短編部門で賞を獲得した韓国の作品や、ニュージーランド、南アフリカそしてインドからのショートフィルムを観客に楽しんで頂きました。

昨日と同じく、17時10分の回には、フェスティバル・ディレクターの東野正剛がゲストを迎えてショートフィルムについてのトークが行われました。本日のゲストは関西を中心に活躍されている映画監督、脚本家の金秀吉(キム・スギル)氏。まずは、この回のプログラムCについて、金監督の印象に残った作品から話が始まりました。得に印象的だったのは、「葬式」との事で、「無駄が無い。完成度としては(殆ど)パーフェクトな作品でした。(殆ど)、というのは同じ監督として悔しい気持ちで言っています」と観客の笑いを誘いました。圧倒的に面白かった作品としては「プラットフォーム」との事で、監督は「あの話が続いたらどうなるんだろうって想像させるのがいいですね」とコメント。また、「ショートフィルムって15分、20分の話じゃないですか。だから長編の長い話ではなく、物事の断片的な話でいいんですよね。その後がどうなるのかなぁ、と想像を掻き立てるぐらいがいいんですよ」とも話されました。80年代、現日本映画大学で、故今村昌平監督の元、映画制作を勉強されていた金監督は、「黒澤監督、溝口監督、小津監督が生きてたらどんなショートフィルムを撮っていたでしょうね」と観客にも想像を掻き立てる内容でトークが終了しました。

改めまして今回、5年ぶりとなりましたSSFF & ASIA 2013 in 大阪は、うめきた・グランフロント大阪の中核施設であるナレッジキャピタルで開催いたしました。「感性」と「技術」の融合により「新たな価値」を創出複合施設として、場「施設」と機能「人的支援」を提供し、作業創出、文化発信、国際交流、人材育成の実現を図るコンセプトには、SSFF & ASIAともマッチします。映画祭も引き続き、ナレッジキャピタルと一緒に、よりよい開催が迎えられるよう邁進していきたいと思います。来年、また戻って参りますのでどうぞ宜しくお願いいたします。

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