Jury
審査員紹介
SSFF & ASIA 2024各種アワードを選考する審査員の方々をご紹介します。
インターナショナル部門 &ノンフィクション部門 審査員
International Competition & Non-Fiction Competition Jury
永作 博美
俳優
1970年10月14日生まれ、茨城県出身。
1994年、ドラマ「陽のあたる場所」(CX)で女優デビュー。以降、映画、ドラマ、舞台で活躍するほか、テレビ番組のナレーションも務める。また『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(07年/吉田大八監督)『酔いがさめたら、うちに帰ろう』(10年/東陽一監督)『八日目の蝉』(11年/成島出監督)『さいはてにて〜やさしい香りと待ちながら~』(15年/チアン・ショウチョン監督)等で数々の賞を受賞。近年では、映画『朝が来る』(20年/河瀨直美監督)で第44回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞を受賞。
山崎 エマ
ドキュメンタリー映像監督
東京を拠点とするドキュメンタリー監督。日本とイギリスの血を引き、ニューヨークにもルーツを持つ。日本人の心を持ちながら外国人の視点が理解できる立場を活かし、人間の葛藤や成功の姿を親密な距離で捉えるドキュメンタリー制作を目指す。3本目の長編監督作品『小学校〜それは小さな社会〜』が2023年東京国際映画祭でワールドプレミアし、現在様々な国での映画祭で上映され配給中。そして、編集と共同プロデュースを務めた伊藤詩織監督の『BLACK BOX DIARIES』が2024年のサンダンス映画祭で上映され、高い評価を得た。
ティム・レッドフォード
クレルモン=フェラン国際短編映画祭 共同ディレクター
カタルーニャ大学(スペイン)でアートマネジメントの修士号を取得。彼はイギリスのコルチェスターにあるシグナルズ メディア アーツのプロジェクト マネージャーとして働いた後、スペインのサンティアゴ デ コンポステーラへ移り、クルトサーキット短編映画祭のディレクターとして 8 年間運営に携わる。 2014 年からクレルモン フェラン国際短編映画祭の共同ディレクターを務め、インターナショナルコンペティション、アフリカの視点プログラム、国際開発を担当しています。また映画祭応募プラットフォーム Shortfilmdepot コーディネーションメンバーの一員でもある。
アジア インターナショナル部門 & ジャパン部門 審査員
Asia International Competition & Japan Competition Jury
シャロン・バダル
フェスティバルプログラマー、ニューヨーク大学ティッシュ芸術学部の特別講師
トライベッカ映画祭の元プログラミング バイスプレジデント。映画祭発足から2023年まで映画祭に携わる。大手スタジオ3社で配給とマーケティングに10年間携わった後、ライブイベントのプロデュースを幅広く経験。彼女はニューヨーク大学ティッシュ芸術学部の特別教師として知られ、ロンドンの夏期留学プログラム「Produce in London」を開設し、教えています。著書に『Swimming Upstream – A Life Saving Guide to Short Film Distribution』がある。世界各地の映画祭や業界団体でパネリストや審査員を務め、2022年にはBBC Longshotsのキュレーターとして招かれた世界6人のプログラマーの1人。トライベッカでは、アカデミー賞公認プログラムの選考のほか、特別プログラムやイベントの企画を行っていた。ニューヨーク大学で映画・テレビ制作の学士号、映画学とビジネスを専門とする修士号を取得。
藤岡弘、
俳優・武道家
松⽵映画にてデビュー。 「仮⾯ライダー」で⼀躍ヒーローに。映画「⽇本沈没」「野獣死すべし」「⼤空のサムライ」他、主演多数。
アクションシーンにおいてはスタントを使わず⾃らこなすアクション俳優として映画界を牽引してきた。
⽇本⼈初でスクリーン・アクターズ・ギルド(全⽶映画俳優組合)のメンバーとなり、ハリウッド関係者との親交も深い。
真剣による演武を海外でも⾏う武道家としても知られ、柔道、空⼿、⼑道、抜⼑道、⼩太⼑護⾝道他、あらゆる武道に精通。
国内はもとより世界数⼗ヶ国の紛争地域、難⺠キャンプにて救援や⽀援活動を展開してきた。
2016年3月に公開された映画「仮面ライダー1号」では、藤岡自ら企画から参加し、45年ぶりで本郷猛が単独主演で復活し、大ヒットをおさめる。
そのBlu-ray/DVDがオリコンの映画部門で第一位の売上記録を達成。昭和・平成・令和と3 つの時代で同じ役「本郷猛」として出演。
2023 年、NHK⼤河ドラマ「どうする家康」で織⽥信秀役として出演し、大きな話題となる。
近年は、藤岡弘、ファミリーとして、それぞれ芸能活動をする天翔愛・藤岡真威⼈・天翔天⾳・藤岡舞⾐と共に、家族愛の象徴として注⽬を集めている。2024年、芸能生活60周年を迎えた。
本木 克英
映画監督・日本映画監督協会理事長
早稲田大学政経学部卒業後、松竹に助監督として入社。勅使河原宏や木下恵介などの監督に師事し、プロデューサーを経て、1998年映画監督に昇進する。コメディを中心に、ファンタジー、動物映画、時代劇、社会派劇など、多彩なジャンルの娯楽映画を手がける。主な作品は「釣りバカ日誌」シリーズ、「ゲゲゲの鬼太郎」「犬と私の10の約束」「鴨川ホルモー」「超高速!参勤交代」など。2017年フリーとなり、「空飛ぶタイヤ」「少年たち」「居眠り磐音」「大コメ騒動」「シャイロックの子供たち」など。ブルーリボン賞や日本アカデミー賞優秀監督賞など受賞多数。最新作「カーリングの神様」が今秋公開予定。
アニメーション部門 審査員
Animation Competition Jury
川田 十夢
開発者 / AR三兄弟 長男
1976年熊本県生まれ。1999年メーカー系列会社に就職、面接時に書いた『未来の履歴書』の通り、同社Web周辺の全デザインとサーバ設計、全世界で機能する部品発注システム、ミシンとネットをつなぐ特許技術発案など、ひと通り実現。2009年から開発ユニットAR三兄弟の長男として独立。芸能から芸術、教育から産業、六本木ヒルズから日本橋、学研からひみつ道具に至るまであらゆる領域を拡張。J-WAVE『INNOVATION WORLD』が毎週金曜日、BSフジ『AR三兄弟の素晴らしきこの世界』が隔年放送。WIREDの巻末に『THE WAY PASSED FUTURE』長期連載中。
シシヤマザキ
アーティスト
水彩画風の手描きロトスコープアニメーションを独自の表現方法として確立。
独特のピンク色を多用した作品は、シシピンクと呼ばれている。
CHANEL、PRADAや資生堂などのブランドのプロモーションイメージの制作を担当し、世界的に活躍している。
オリジナルアニメーション「YA‐NE‐SEN a Go Go」(2011)、「やますき、やまざき」(2013) は国内外問わず数多くのフェスティバルで上映され、反響を呼ぶ。
2018年には、Forbes 30 Under 30 Asia – Class of 2018 に正式に選ばれる。
芸術活動として一日一個の顔「MASK」を毎日作り続けるプロジェクトも行う。(2010〜現在)
2019年以降、陶芸作品を中心とした個展を各地で開催。
杉山 知之
デジタルハリウッド大学 学長/工学博士
1954年東京都生まれ。日本大学大学院理工学研究科修了後、同大学助手となり、コンピューターシミュレーションによる建築音響設計を手がける。 87年渡米、MITメディア・ラボ客員研究員、国際メディア研究財団・主任研究員、日本大学短期大学専任講師を経て、94年デジタルハリウッドを設立。2004年大学院、2005年大学を設立し、現在デジタルハリウッド大学・学長。 著書は「クール・ジャパン世界が買いたがる日本」(祥伝社)、『デジタル・ストリーム―未来のリ・デザイニング』新装版(電子書籍/デジタルハリウッド・パブリッシャーズ)ほか
BRANDED SHORTS 審査員
BRANDED SHORTS Jury
審査員長:高崎 卓馬
クリエーティブ・ディレクター
dentsu japan グロースオフィサー /エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター
2023年、3度目のクリエーター・オブ・ザ・イヤーを受賞、など国内外の広告賞、受賞多数。
主な仕事に、サントリーオールフリー、オランジーナ、アセロラ、JR東日本 行くぜ、東北。
P&G ボールド 洗濯大名、アイリスオーヤマ 要正直、など。
映画「PERFECT DAYS」(WimWenders監督)では企画・脚本・プロデュースを担当し、世界87カ国での公開されている。
カンヌ国際映画祭最優秀男優賞、米国アカデミー賞国際長編ノミネート。
著書に小泉今日子の親衛隊の少年たちの青春を描いた小説「オートリバース 」や、小説「はるかかけら」、広告スキルをまとめた「表現の技術」、絵本「まっくろ」などがある。
J-WAVEでは、毎週金曜深夜「BITS &BOBS TOKYO」MCを担当。
浅井 雅也
Droga5 Tokyo, Part of Accenture Song
チーフクリエイティブオフィサー
日本とアメリカで培われた視点や、クリエイティビティとイノベーションを中心にした課題解決のアプローチが世界的に認められ高い評価を受けている。2007年に日本人初のアジアベストクリエーターに選出。以後東京とロサンゼルスを拠点に活動し、2017年に博報堂最年少グローバルクリエイティブディレクターに就任。2021年よりDroga5 Tokyo設立メンバーとして参画。代表作のApple「Shot on iPhone」はCannes LionsグランプリやGrand Clioなど多数受賞。これまでに合計100を超える国内外の賞を受賞している。2018年 Forbes Japan誌「世界を変える39人のデザイナー」、2019年「40 under 40: Young Leaders in APAC」に選出。2020年にはCampaign Asiaが選ぶ「Creative Person of the Year」に選ばれた。
雨無 麻友子
株式会社スタジオねこ 代表取締役 /映画プロデューサー
1994 年東京都⽣まれ。映画祭の主宰を経て、株式会社 L D S 映像事業部にてドラマ・映画 のプロデュースに携わる。退社後、株式会社スタジオねこを⽴ち上げ、2020年11⽉にプロデュース作品・本広克⾏監督映画「ビューティフルドリーマー」が公開、その後多くの映画・ ドラマ作品を手掛ける。2021 年度、PFF セレクション・メンバーを務める。近年の作品として Netflix「トークサバイバー」TX ドラマ「量産型リコ」「旅するサンドイッチ」、映画「ジャパニーズスタイル」、映画「⽣きててごめんなさい」など、オリジナル作品を多くプロデュースする。昨年度、経済誌『Forbes』が、グローバルで展開するプロジェクト「30 UNDER 30」にて、世界を変える⽇本⼈「30 UNDER 30 JAPAN 2023」を受賞。
木村 健太郎
博報堂 執行役員インターナショナルチーフクリエイティブオフィサー
博報堂ケトル ファウンダー
博報堂にて戦略からエグゼキューションまでを統合して作り上げるスタイルを開発し、2006年に博報堂ケトルを設立。共同CEO兼ECDとして革新的なキャンペーンやブランデッドコンテンツを量産する。2017年からは博報堂本社のグローバルビジネスをリードするチーフクリエイティブオフィサーとして世界各国を飛び回っている。国内外の広告賞では10のグランプリを含む150を超える受賞歴を持ち、カンヌなどの国際広告賞審査経験は30回以上。直近はロンドン国際広告賞のフィルム部門審査員長、アジア太平洋広告祭のブランデッドコンテンツ部門審査委員長などを務めた。共著に「ブレークスルー ひらめきはロジックから生まれる」。
2024年はカンヌライオンズでデジタルクラフト部門審査員長を務める。
箱田 優子
映画監督
茨城県生まれ、東京藝術大学美術学部絵画科卒。AOI Pro.を退社後、CluB_A所属となる。クボタ『クボタが支える』シリーズ、日本マクドナルド 月見バーガー『わかってるよ』、サントリー金麦シリーズ、コンコルドシリーズ等、CMディレクターとして数々のCMを手がける。2019年『ブルーアワーにぶっ飛ばす』で長編映画デビュー。Netflixシリーズ「ヒヤマケンタロウの妊娠」、NHK夜ドラ『ユーミンストーリーズ 冬の終り』では連続ドラマの監督も務める。 ’21 ACCフィルム部門クラフト賞(ディレクター)、第22回上海国際映画祭アジア新人部門 最優秀監督賞受賞。