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SSFF & ASIA 2025ジャパンカテゴリーノミネート『NIGEMIZU』 初プロデュース&主演の松田ゆう姫さんが映画祭上映会場で登壇
2025.06.03
2025年5月30日、表参道ヒルズの会場で上映された、ショートショートフィルムフェスティバル & アジア2025「コンペティションプログラム6」に、自身初のプロデュース作品で、アオイヤマダ さんとのW主演を務める松田ゆう姫さんが、監督の磯部昭子さんと共に登壇しました。
ライトが明るいと微笑みながらパネル前にご登壇された松田さんと磯部さん。
MCより「この作品は、作品の舞台となる物件を紹介するために作られたとお聞きしました。」と聞かれると、「この物件をというよりは、お家を作ってる会社の方々と一緒に作っているんです。」と松田さん。
ストーリーは監督の磯部さんが考えつつ、家をテーマにみんなでアイデアを出し合い、映像をつくりあげたと作品の背景が説明されました。
松田さんは「例えば私だったら、「家は自分の家なのに、触ったことがない場所やいた事がないコーナーとかもあるよね」って。それがちょっともったいない、自分の家なのに。みたいな話をして。アオイちゃんは、「家の中はプライベートな空間で。その人たちだけしか知らない世界観を垣間見れるような作品が作れたらいいよね」って。そういう意見を融合して、磯部さんがそれを落とし込んだんです。
作品は全て家の中で完結してるので…玄関から入って、上まで行って、違う部屋に行って、景色もあって、みたいな。家を余すところなく使って撮影されました。」と教えてくれました。
MCより「友達を殺したい」というようなサスペンス要素はどこから生まれたのですか?と質問されると、監督は「雰囲気だけで成り立たせないように、やっぱりちょっと物語が欲しいなっていうことで。私はサスペンスが好きなんですけど、コメディも好きで。ありえないような倒れ方とかも意識して作りました。」とコメント。
アオイヤマダさんも含め、キャスティングはどのように行ったかという話では、
「この映画で使われている音楽はYoung Juvenile Youthというユニットで、私が作った曲なんですが、その音楽をアオイちゃんが元々好きで、磯部さんも聞いていて、そこから音楽で始まるコンセプトができた」と松田さん。
監督も、「私はアオイちゃんと地元も一緒で、ゆう姫ちゃんの曲をよくアオイちゃんが使っていたので、じゃあこの2人会わせようってなって、今回実現しました。」と嬉しそうに話しました。
また、「音楽もめちゃくちゃかっこいいのですが、この作品のために作ったのですか?」とMCが問いかけると、松田さんより「エンディングの曲自体は元々ある曲ですが、劇中に使われている曲は来月リリースするものです。」と紹介されました。
最後には、「次に何かやりたいという気持ちはありますか?」と聞かれると、松田さんは
「もちろんなのですが、映像づくりについては素人が集まっている感じで、磯部さんはそもそも写真家なんですよね。だから、こういう割と長めの映像を作るのも初めてでした。撮影中も話し合いながら、ビルドアップしていく感じで。この経験を得て、もう少し踏みこんだ世界観もつくりたい」と目を輝かせました。
磯部監督も「そうですね、今回初めて監督をさせていただいたのですが、それもスペシャルというか、結構特殊な経緯で。結構短いストーリーが好きなので、またやってみたいなって思います。」とコメント。
MCは「写真家から映画監督をされているためか、フレーミングも素晴らしかったです! 」と締めくくりました。
どこか緊張感の漂う、細やかに作り込まれたアートのような本作でしたが、ご登壇された際にはお二人とも柔らかい表情を見せてくださいました。
『NIGEMIZU』は6月12日(木)から6月30日(月)まで、SSFF & ASIA 2025オンライングランドシアターで配信予定です。
https://www.shortshorts.org/2025/program/comp6/nigemizu/