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American Short Shorts Film Festival 2001
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6.22 in NAGOYA

19:00 名古屋前夜祭 スタート

Photo ASSの3番めの開催場所となる名古屋。明日からの上映に先立ち、会場の「センチュリーシネマ」にて前夜祭が開催された。会場には関係者や一般の方々約160名が訪れ、ASSの成功を祈って乾杯がおこなわれた。


20:30  前夜祭トークショー 別所哲也×石橋義正

Photo 歓談の後は、別所哲也実行委員長と、「狂わせたいの」の石橋義正監督によるトークショーがおこなわれた。別所さんは、ショートフィルムとの出会いについて、
「最初に出演したのがアメリカの映画だったので、22〜3歳ぐらいから向こうのフィルムメーカーたちとの交流を続けてきた。4年程前に、またアメリカの映画に出たいと思い、オーディションを受けるつもりでアメリカに行った。その際、アメリカの多くの監督は、まずショートフィルムを作って、ハリウッドの長編へのパスポートにするのだと聞いた。それで初めてショートフィルムを観たら、あまりにも面白かったので日本にもぜひ紹介しようと思った」と説明した。
一方、'97年「狂わせたいの」(60分作品)で、アナーキーな映像美となんとも言えない笑いのセンスにより日本映画に強烈な印象を与えた石橋義正監督は、
「2時間の長編映画は、シナリオを組み立てなければならないが、ショートフィルムは、自分が作りたいと思った映像のイメージをそのまま全面的に出せる。映画づくりは、シナリオから入るものとイマジネーションから入るものと2通りあると思うが、僕の場合はイマジネーションから入るほう。思いついたイメージをそのまま映像化するととても伝わりやすいと思う」と話してくれた。


20:45  日本におけるショートフィルムのこれからとは?

Photo ハリウッド映画に出演した別所さんと、交換留学でイギリスに渡り、半年間映画づくりを学んだ石橋監督。国際的な視野を持つ二人は、日本のショートフィルムのこれからについてどう考えるのだろうか。別所さんは、
「日本は他の国に比べて、まだショートフィルムがそれほど定着していない。今の日本は、まずきっちりと2時間映画を作って、大きな配給会社と一緒にカンヌやベルリンを目指す、みたいなところがある。でも、日本の若い監督たちも、ASSはもちろんのこと、どんどん海外のショートフィルムの映画祭に出品してみてほしい。そうしたら、とてもメジャーな映画人の目にとまって、“一緒に作品を作らないか”という話がくることだってあると思う。
このところ、映画にはどんどん国境がなくなってきているでしょう。さまざまな国の人が集まってひとつの作品を作ることが多くなってきた。だから、日本でもショートフィルムからスタートする若いクリエイターが増えてほしいですね。
すでに韓国ではどんどん海外の映画祭にショートフィルムを出品し、韓国の監督もハリウッドやフランスのメジャーなスタジオにスカウトされている。日本からもそんな人が早く出てほしい」と、
石橋監督は、
「2時間の映画は、観客にとって観るのがだんだんしんどくなってきているのでは? 30分ぐらいの作品でもちゃんとビジネスになるのならば、作る側にとっても作品の幅が広がると思う。今は2時間映画を作って、1,800円を取って上映しないとビジネスにならない。その考えをそろそろ全体的に変えていかないといけないと思いますね」 とそれぞれ述べていた。 


ASS名古屋 開催前夜!

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ここが会場となるセンチュリーシネマ
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レセプションであいさつする別所さん
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客席はゆったりしていて見やすく、快適!


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