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American Short Shorts Film Festival 2001
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7月6日7月7日7月8日
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7.6 in OKINAWA

18:00  今年で3年めの開催、沖縄前夜祭スタート!

Photo 今日は七夕前夜。明日からの2日間の沖縄・アメリカン・ショート・ショートの開催に先立ち、前夜祭が開催された。
開場は那覇市からほど近い宜野湾市の、「沖縄コンベンションセンター劇場」。会場では、開演1時間前の17時から、多くの人が列を作ってくれていた。
今年で3回目の開催となる沖縄だが、毎年とにかく観客の熱気がものすごい。アメリカン・ショートの人気や知名度は、地方開催地の中でもずばぬけて高く、客席がみるみる埋まっていく。
そして前夜祭は、地元のアマチュア・ミュージシャンたちによる多国籍な雰囲気たっぷりのライヴ&パフォーマンスで幕を明けた。


18:40 未公開話題作「歩く、人」の小林政広監督登場

Photo オープニング特別上映として、「おはぎ」が上映された後、毎年すっかり恒例となった未公開話題作の予告編の上映がおこなわれた。'99年の「ナビィの恋」、'00年の「殺し」に続いて、今年紹介されたのは、今年のカンヌ国際映画祭に出品された話題作「歩く、人」。スペシャルゲストとして小林政広監督と、出演俳優の香川照之さんが登場。2人は雪深い真冬の北海道を舞台にしたこの作品の撮影のエピソードなどを語ってくれた。小林監督は、
「最近はテレビでもホームドラマがなくなってしまったので、昔観ていたテレビドラマ的なものをやってみたいと思っていた。いろいろな世代のかたが楽しめると思う」と、また、香川さんは、
「妻に先立たれた父親が緒方拳さんで、僕は長男役。これは監督の自伝的な作品で、僕が演じた役が実は監督だったんです。父親との衝突があって、緒方さんととっくみあいのけんかのシーンを何度もやりました。二人とも役になり切っていたので、緒方さんは本気で殴ってきましたね(笑)」
と話してくれた。


19:00  台湾発の超話題ショートアニメ「アークエ」

Photo 続いて、今、台湾で大ブレイク中の「アークエ(阿貴)」が上映された。この「アークエ」は、インターネットだけで見られる、1編2分にも満たないショート・アニメ。単純でちょっととぼけたキャラクターたちが繰り広げる、シンプルな笑いが人気を集め、台湾では人口2,200万人中なんと130万人がこのアークエのファンクラブの会員になっているほか、現在世界中から毎日何百万アクセスがあるという。
ステージには、アークエのプロデューサーの張栄貴さんが登場。
「アークエを通して、いろんな国のかたがたと友だちになりたいし、台湾の文化を伝えたいと思う。インターネットはこれからどんどん成熟していく。僕もこれからよりよい作品を作っていきたい。これからクリエイターを目指す若者に伝えたいのは、クリエイティブなものを生み出すことは苦しみではなく、楽しみであるということ。束縛されることなく楽しみながら作ってほしい」
と語った。
また、第1回の沖縄ショートでチャリティープレミア上映されたCG版ガンダムのプロデューサー、植田益明さんは、
「アークエはとてもわかりやすいキャラクター。インターネットという誰もがアクセスできる手段を使い、まったく無料で上映しているのが新しいと思った」と感想を述べていた。

なお、アークエはhttp://www.paota.com で見ることができる。


20:00  第二部・世界のCM200本一挙上映!「世界のCMカーニバル」

Photo 休憩を挟んで、第二部では、世界各国のCMをなんと200本一挙上映する「世界のCMカーニバル」が開催され、単なる商品の宣伝ではなく、ひとつのエンターテインメントとして楽しめるようなCMが次々と登場した。
作品を解説してくれたのは、九州芸術工科大学の講師をしているフランス人のジャン=クリスチャン=ブーヴィエさん。ブーヴィエさんはステージ狭しと飛び回り、'80年代から'90年代、'00年代と移り変わってきたCMの変遷をわかりやすく、おもしろく説明してくれた。
ここ数年のCMは、商品名を最後まで出さなかったり、売り込みたい商品とはまったく関係ないものを紹介するなど、宣伝色を出さずにCM自体を楽しめるものにすることによって、逆に商品の認知度を上げようという試みが定着しているという。
アメリカはもちろんのこと、イギリス、ロシア、ギリシャ、オーストラリア、中国、タイなど、あらゆる国のCMが上映されたが、きわめて短い時間のなかで、いかに見る人を楽しませ、印象づけるかをとことん追求したCMは、1本1本がまさにショートフィルム。ことばがわからなくても誰にでもおもしろさが伝わるものばかりで、会場は何度も拍手と爆笑が沸き起こった。


今年も熱いぞ! 沖縄

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会場前にはアメリカンショートののぼりと共に七夕の飾りが
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前夜祭の前におこなわれたチャリティープレミアに登場した謎のキャラクター、ピンクシーサーと泡盛くん
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七夕の飾りには短冊がわりに70mmのフィルムが下げられている。ユニーク!


前夜祭から大盛り上がりの沖縄

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開場前からこんなに行列が!
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少し遅れて別所哲也実行委員長も駆けつけた
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