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American Short Shorts Film Festival 2001
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7月6日7月7日7月8日
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7.8 in OKINAWA

12:00  実行委員インタビュー 琉球放送 比嘉稔さん

Photo 早くも2日め、最終日を迎えた沖縄。今日も抜けるような青空が広がり、朝から日射しがギラギラと照り付ける。この暑さの中でも、初回の上映から本当に多くの人が訪れ、長い行列を作ってくれた。
沖縄は、天候だけでなく、スタッフや観客の盛り上がり方も実に熱い。この映画祭を支える実行委員の一人、琉球放送の比嘉稔さんに、その原動力となるものは何なのかを伺った。
「3年めを迎えて映画祭がすっかり定着したのは、2つの理由があると思います。
ひとつは、第1回めの開催からボランティアがしっかりしていたこと。今年は毎日、約100名のボランティアスタッフが協力してくれました。ボランティアは沖縄のNPO支援センターを通じて、“自分の都合のいい日程だけでよいので協力して下さい”と呼びかけて集めました。みんな楽しみながら働いてくれているし、なによりも、若者たちのあいだで“映画祭のスタッフで働くのっておもしろそうだね、かっこいいよね、やりたいね”という気持ちが起こっています。そういった雰囲気が広がって、若者が観客としても足を運んでくれる。だから3年めにして、沖縄でいちばん大きいこの劇場で開催することができたのではないでしょうか。
そしてふたつめの理由は、“ボランティア&チャリティ”というキーコンセプト。映画祭では、募金を募ったり、チャリティ上映をおこなって収益を寄付したりしています。特に、アメラジアン・スクール(アメリカ人と日本人の両親を持ち、差別を受けてきた子どもたちのための学校)と1回めの開催から協力しあっているのですが、ボランティアスタッフの中には、アメラジアン・スクールの名前は知っていても、子どもたちがどのような問題をかかえているのか知らない人も多いのです。この映画祭を通じて交流をはかることにより、身近な社会問題として考えるというのは、とても意義深いことだと思いますね」


13:00  アメラジアン・スクール アリサ・ガリソンさん

Photo アメラジアン・スクールには、現在4歳から14歳までの48人の子どもが通っている。今年は前夜祭に48人全員が参加したほか、毎日6〜8人の子どもがアメラジアン・スクールのオリジナルTシャツを販売したり、日本語と英語の場内アナウンスをしたりしている。
前夜祭でアメラジアン・スクールの代表挨拶を務めたアリサさんは13歳。今年はすでにすべての作品を観終えたそうで、特に気に入った作品は、「TITLER」「Pillowfight」「Zen & the Art of Landscaping」の3本だそうだ。映画祭に参加してみての感想を尋ねると、
「ショートフィルムはほとんどの作品がシンプルで、誰でも理解できる。中には短い中にいろんな話が盛り込んであるものもあって、そのギャップがおもしろいです。 それから、ボランティアスタッフがみんなやさしくてフレンドリーなので、すっかり仲良くなりました。Tシャツを売るのは難しいけれど、売れたときは頑張った甲斐があったなあ、と2倍嬉しくなります。スクールのみんなの楽しそうな顔を見ていると、私もがんばるぞ、と思います」と答えてくれた。
また、アメラジアン・スクールについて紹介してください、とお願いすると、
「アメラジアン・スクールは、誰もがみんな明るくて平等。わからないことがあったりしたときも、みんなが友だちとして、また先生として助けてくれるし、励まし合っているからイジメもありません。みんな家族みたいに仲がいいところです」と説明してくれた。


14:00  観客インタビュー

Photo 3年前から毎年映画祭にかかさず足を運んでくれているという二人。二人とも、「George Lucas in Love」が特に気に入ったそうだ。
渡嘉敷さん(右)は、スターウォーズはまったく観ていないそうだが、それでもとても面白かったという。ショートフィルムの魅力については、
「短時間でいろんなストーリーが観られるし、わかりやすいですね」と話していた。また、崎浜さん(左)は、
「スターウォーズを小学生ぐらいのころに観たので、“George Lucas in Love”は懐かしさもあり、とても楽しめました。それから、ジャパンショートの“並木道”もなかなかよかった。ちょっとじーんときました。映画はふだんからよく観に行きます。特にコメディが好きですね。長編映画は、作るときにきっとストーリーをたてやすいのではないかと思いますが、ショートフィルムは短い分、逆にすごく工夫されていて、ストーリーも練りに練られているから面白いんだと思います」
と話してくれた。


沖縄2日めのオフショット

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強い日射しにハイビスカスが映える
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今日も午前中からこの行列! みんなのショートフィルムへの期待がひしひしと伝わってくる
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キャメラをかたどったチャリティボックス。さすがのアイディア!


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