kusarabi

く さ ら び

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『くさらび』では、妖怪たちのあいだで歌われているような歌を作りたいと考えました。人間の世界について、その少し外側から歌われる歌です。歌詞には日本語、造語、古語を思わせる言い回しを混ぜ、意味が、聞き覚えのあるようで馴染みのない音と言葉を行き来するようにしています。
歌詞に登場する宴は、小さな社会の縮図です。内側では腐敗が進んでいても体裁は保たれ、責任はたらい回しにされ、取り分は均等には分けられない。そうした習慣を、直接的な教訓ではなく、少しグロテスクなユーモアを通じて描こうとしました。不気味なのは、怪物が存在することではなく、その振る舞いに見覚えがあることです。
実験音楽を作ってきた背景を持つ私にとって、映像でも、リズム、反復、質感、途切れは物語と同じくらい重要です。生成AIは、方向を与え、形を変えていくための創作素材として捉えています。予想外の結果も、その中から選び取り、発展させる可能性になります。
すべての映像で歌詞を説明するのではなく、音楽、言葉、映像が互いを揺さぶる作品にしたいと考えました。まずは歌に引き込まれ、そのあとで、この奇妙な集まりをただ眺めているのか、それとも、すでに自分も参加しているのかが気になってくる。そんな感覚が残ればと思っています。

監督
minima
時間
0:02:28
国
日本
ジャンル
ミュージックビデオ
年
2026

Director

監督

minima

MINIMAは、日本を拠点にAIを用いた実験音楽、アニメーション、デジタルアートを横断して活動するアーティスト・作曲家・映像作家。実験音楽を背景に、音と映像をひとつの創作として結びつけている。
サイケデリックな映像、夢幻的なポップアニメの美学、断片的な音の質感を組み合わせ、親しみやすいポップな表層の下に、歪みや不安定さ、予期しない違和感を潜ませる。ミュージックビデオや実験映像を通じて、意図的な構成と生成AIの予想外の可能性を組み合わせながら、独自の視覚・音響表現を探求している。

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おすすめコメント

最大の見どころは、実験的でありながらキャッチーな部分もある音楽・奇妙な言葉・視覚的気持ちよさを追求した映像が互いに意味を揺さぶり合い、どこから観ても楽しめる独特の世界観です。 呪文のように響く言葉の反復、どこか懐かしくも不穏なイメージ、滑稽さと不気味さが隣り合う演出。これらが組み合わさることで、単なる物語の理解を超えた、感覚に直接訴えかける映像体験を目指しました。 一見すると奇妙で脈絡のない世界の中に、人間社会の縮図のようなものが浮かび上がる。その意味を明確に説明しきらず、観る人自身の記憶や感情によって作品が完成していく余白も、本作の魅力です。

Screening

上映

リアル

上映会場スケジュール予約
kino cinéma新宿2026.11.07 [Sat] 15:50-17:10

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