TOKYO HEAVEN
TOKYO HEAVEN
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2070年。かつての日本はその形を失い、東京は巨大な管理社会「東京自治区」として再編されていた。
この都市では、IDが人間の存在そのものを証明する。
IDを持つ者だけが、仕事、住居、医療、教育など、社会のあらゆるシステムにアクセスできる。
一方、IDを持たない者は、社会から“存在しない人間”として扱われている。
18歳の少女・葵も、その一人だった。
彼女が暮らすのは、使われなくなった地下鉄のさらに奥。
そこには国籍も年齢も過去も異なる、IDを持たない人々による地下コミュニティが存在している。
食料も水も十分ではない。
だが、人々は食事を分け合い、互いを助け、夜になれば音楽を鳴らし、共に踊る。
地下では、地上の富裕層が若さを保つために使う若返り薬「NOVA」が密かに作られている。
社会から存在を消された人間たちが、社会で最も価値のある商品を生み出しているのだ。
地下で初めて自分の名前を呼ばれ、誰かに必要とされることを知った葵。
それでも彼女は、地上で“普通の人間”として生きることを諦められない。
やがて公安は葵に一つの取引を持ちかける。
地下コミュニティの場所を教えれば、正式なIDを与える。
家族のような仲間たちか。
自分自身の未来か。
葵が選んだその答えによって、地下コミュニティの運命は大きく動き始める。
そして最後、葵は正式なIDを手にする。
仕事を持ち、街を歩き、店に入り、医療を受けることができる。
社会は初めて、彼女を“存在する人間”として認める。
だが、その世界に彼女の名前を呼ぶ者はいない。
地下で得た家族のもとへ戻ることもなく、
葵は自ら選んだ地上の世界で、一人で生きていくことを選ぶ。
自由ではない。
幸福とも言い切れない。
それでも、それは葵自身が選んだ人生だった。
この物語は、管理社会と反政府組織の戦いではない。
「社会に存在を認められること」と「誰かに存在を必要とされること」は同じなのか。
IDを求め続けた一人の少女が、
最後には“存在を認められた代わりに、誰にも必要とされない世界”を選ぶ。
その選択を通して、
人間にとって本当に必要な居場所とは何なのかを描くSFドラマである。
- 監督
- BANTAIZ
- 国
- 日本
- 年
- 2026
Director
監督

BANTAIZ
内野 政明
Masaaki Uchino
CM・MVを中心に映像ディレクターとして活動。近年は生成AIを積極的に映像制作へ取り入れ、実写とAIを横断した新しい映像表現に取り組んでいる。
山田 浩司
Koji Yamada
アートディレクター 好奇心・旅・海鮮
ISG: yamadakoasia
Screening
上映
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共催
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後援
会場協力
提携企画
協力












