SHORT SHORTS FILM FESTIVAL 2006

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2006年06月10日


おつかれさまでした!

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約3時間かかって撤収作業が完了しました! 会場のアストロホールの通用口で、おつかれさまでしたの記念撮影。今年もたくさんのボランティアスタッフや学生スタッフが協力してくれました! 

投稿時刻/ 2006年06月10日 23:00




SSFF ASIA 2006終了!

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SSFF ASIA2006のプログラムがすべて終了しました。余韻に浸る間もなく、すぐさま会場の撤収作業にとりかかるスタッフたち。

投稿時刻/ 2006年06月10日 19:56




Asia International B 質疑応答

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いよいよSSFF ASIA 2006最後のプログラムとなってしまいました。
上映後は「Bravo! Mr.KIM」のジョン・スンコー監督と主人公の「キムさん」の息子役を演じたイム・ヒョンゴクさん(ともに韓国)、「Going Home 帰郷」のフェイ・チョンユー監督(マレーシア)、そして「絵本の秘密」のパク・ソンホ監督が登壇しました。

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まず、ジョン監督は、主人公の男性が経済的に苦しい生活をしているのに常にスーツを着ているのが印象的だった、という観客の感想に対して、
「主人公の姿は、自分が年を取ったときの理想像。韓国的な、男らしい男として描きたかったんです」とコメント。
また、作品の中に、焼酎に入れた活きたタコの足がたびたび出てくることについて、
「この作品を作ったのは2005年ですが、2004年から2005年にかけて、韓国は深刻な経済危機に陥り、自殺者も多数でました。また、韓国では老人福祉があまり整っていないという現状もあります。
焼酎の中に活きたタコを入れるというのは韓国ではごく一般的な風景ですが、そういった社会的背景から、主人公の行く末をごく見慣れた光景に投影してみたんです」と説明してくれました。

一方、俳優のイムさんは、実は2年前にSSFF ASIAで優秀賞を受賞した作品にも出演していたそうで、「またSSFF ASIAに出られてうれしい」と話してくれました。
韓国では、日本のNHKにあたる放送局KBSで、深夜に「短編映画祭」という番組が放送されているのですが、イムさんはそこで放送されるショートフィルムによく出演されているのだそう。
「次は、見てすぐに“あ、あの人だ”とわかってもらえるようなビッグな作品に出演したいですね(笑)」と話していました。


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また、「絵本の秘密」のパク監督は、現役大学生。「僕はまだ学生ですが、これからもみなさんに感動を与えられる作品を作っていきたい。来年もまたここでお会いしたいです」とコメントしてくれました。


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映画祭の英語版レポートを書いているのは、L.A.スタッフのケイティ。ただいまジョン監督にインタビュー中です!

投稿時刻/ 2006年06月10日 19:55




台詞の合間の“間”へのこだわり

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「How Does the Blind Dream」は、ファンタジーであり、コメディでもあり、またドラマ、アート、実験映画的な要素も兼ね備えた作品。心温まるストーリーだった前作「The Bike Boy」とはがらりと作風が変わっていますが、今回このような作品を撮ったきっかけについて、監督は
「映画は撮る人によっていろいろな撮り方があると思います。ひとつのスタイルにこだわって同じようなトーンの映画を撮る人もいれば、いろんなジャンルを渡り歩くようにしてバラエティにとんだ映画を撮る人もいます。私は後者のほうに高い評価を与えたいと思っているし、私自身もジャンルにとらわれずいろんな作品を撮っていきたいんです。そのほうが楽しいと思いますし」と語ってくれました。
また、古家さんが「前作も今回も、ユ・ジテ監督の作品には独特の“間”があると思います。ふつうなら次のシーンにいくだろうなと思うところでも、しばらく切り替わらずにそのシーンが続いている。“間”へのこだわりについて教えてください」と尋ねると、
「演技は台詞を発しているだけが演技ではないと思います。それは私たちのふだんの暮らしでもそうですよね。話していない時間にもすべてに意味がある。私も台詞が語られていないときの空気感というのは必ず存在すると思っているし、どう編集するかによってその空気感の伝わり方も変わってくると思うのです。だからこれからもその映画に合った編集をしていきたいですね」と答えました。

前作は41分、今回は42分と、いわば「中編映画」といえる作品でしたが、次はいよいよ長編にチャレンジするのでしょうか。その問いに対し、監督は
「短編や中編の魅力は、長編ではできないことを思い切り実験できるという点が最大の魅力だと思っています。
実は中編映画というのはなかなか関心を持ってもらえないんです。
韓国では中編映画という概念さえない感じだったので、中編映画というものもあるのだと見せたくて、2本作りました。前作「Bike Boy」は41分、今回は42分です。でも作ってみて、中編映画はやはり韓国だけに限らず、なかなか関心を持ってもらえず、上映できる機会も少ないので、今後はショートフィルムか長編かのどちらかかなあと思っています。もちろん長編を撮りたいという夢も持っているので、これからも挑戦していきたい」と答えてくれました。

1時間近くのあいだ、ひとつひとつの問いにとても誠実に、詳細に語ってくれたユ・ジテ監督。
トップスターでありながら、とてもシャイでまじめな人柄がにじみ出ていました。

投稿時刻/ 2006年06月10日 16:45




ユ・ジテ監督登場!

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いよいよ特別上映会とセミナーがスタートしました!
司会を務める日韓音楽文化交流コーディネーターの古家正亨氏が「監督、どうぞ!」と呼びかけると、ユ・ジテ監督がステージに登場。客席からは「キャー!」という歓声が上がりました。
ユ・ジテ監督ははにかんだような笑顔で「監督と呼んでいただいて、なんだか照れくさいです」とコメント。「上映後にみなさんとぜひたくさんお話ししたい」と呼びかけました。

投稿時刻/ 2006年06月10日 14:55




セミナー開始直前の楽屋にて

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セミナー前に別所哲也実行委員長と談笑するユ・ジテさん。
演劇は中学のころから始めたという彼に別所さんが「僕は大学生からだから、僕より先輩ですね!」と話すと、ユ・ジテさんは「でも、背が大きすぎて演じられる役がなくて、裏方ばかりだったんです」と笑います。
また、「演劇を始めたきっかけは?」と別所さんが尋ねると、「中学のころに好きだった女の子の気を引きたくて……」との答えが。別所さんとハイタッチしながら爆笑していました。
映画「オールドボーイ」では冷徹な復讐者役でしたが、ふだんは見た目のままのとってもフレンドリーな人柄。セミナー本番前のひととき、楽屋はとてもなごやかな空気が流れていました。

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SSFFのポスターにサインをするユ・ジテ監督

投稿時刻/ 2006年06月10日 14:39




SSFFにあの超人気韓流俳優ユ・ジテさんがやってくる!

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今日はなんと、人気韓流俳優ユ・ジテさんがやってきます!  
これまで「春の日は過ぎゆく」「オールドボーイ」「美しき野獣」など数々の話題作に出演し、性格派俳優として高い評価を得ているユ・ジテさんですが、今回は、役者としてではなく監督としての来日。彼が監督したショートフィルム「How Does the Blind Dream」の特別上映と、フィルムの演出に関するセミナーが行われるのです。
会場は韓流ファンの女性たちの長い列が!

投稿時刻/ 2006年06月10日 13:24




Asia International D 質疑応答

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早いもので、今日はSSFF ASIAの最終日。最初のプログラム、Asia International Dの上映の後、「Save My Earth」のキム・ビジェイ監督が、みずからSSFFのTシャツを来て登場してくれました。
2005年に韓国芸術総合学校を卒業したばかりのビジェイ監督。ショートフィルムは今回で4作目とのことですが、すでに30本以上の長編映画に、撮影監督、撮影助監督として携わっているそうです。
「Save My Earth」は、いったいどこまでが現実で、どこからが妄想なのかわからなくなるような複雑なストーリーですが、この作品を作ったきっかけについて、ビジェイ監督は
「人というのは、ひとつは自分自身が何をやっているか、何をしたいかをしっかり認識できている側面と、自分で自分自身が把握できない側面という二面性を持っていると思います。そこを観る人に伝えたかったのだけれど、ただ、人によって見方が違うと思うので、それぞれの感じ方で観ていただけたらと思います。最初に出てくる場面は、みなさんはもちろん現実の世界だと思っていたと思います。それが徐々に主人公の仮想現実の世界であるということが、わかってくると思います。その仮想現実と現実がうまく結び合った瞬間から、いったい何が現実なのかということが少しずつわかってくる。その時間の加減に重点を置いたんです」
と話してくれました。

韓国のショートフィルム事情については、
「10年前はショートフィルムの発表の場はほとんどなかったけれど、今は映画祭がたくさんあって、クリエイターたちはそこで上映してもらうことを目標として頑張っています。ビジネス的にはまだ発展していないと思いますが、今、インディペンデントのフィルムを専門で上映する映画館を作ったらどうか、という案が出ているようです」と説明。
最後に、
「今はやはり商業映画にばかり拍手が贈られがちだけれど、ショートフィルムのクリエイターにもみなさんひとりひとりが暖かい拍手を贈ることによって、発展していくと思います。これからもそういった応援をぜひ続けていってほしいですね」
と話していました。


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質疑応答のあと、観客と談笑するビジェイ監督。
「昨日あなたの作品を観てもう一度観たいと思って、今日また来たんです!」ということばに感激していました。

投稿時刻/ 2006年06月10日 12:45






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