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American Short Shorts Film Festival 2001
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6.3 in TOKYO

15:30 プログラムc 質疑応答

Photo 抜けるような青空が広がり、気温もぐんぐん上がった日曜日の今日は、朝から大勢の人が詰めかけた。
午後のプログラムでは、上映後に「The Ballad of little Roger Mead」のマーク・カーター監督(左)と、「Oregon」のプロデューサー、ジョン・ラングストンさんが登場し、客席からの質問に答えた。
「嘔吐」を扱った「The Ballad〜」について、観客から「ちょうど昼食後に見たので、たいへんおもしろかったですが(笑)、作品を見て、イギリスのコメディグループ、モンティ・パイソンを思い出しました」という感想が述べられると、カーター監督は、
「“モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル”というシリーズがあって、それに触発された。それから、同じくモンティ・パイソンの“ミーニング・オブ・ライフ”という作品には、嘔吐のシーンがたくさんあり、“The Ballad〜”はこれにとても影響された」と答えた。

また、「Oregon」については、観客から「近未来を舞台にした"Oregon"では、スキンヘッドの人間がたくさん出てきたが、全員に本当に頭を剃ってもらったのか、それとも最初からスキンヘッドの人を街でハントしたのか」という質問が出された。ラングストンさんは、
「ラストシーンで女性でスキンヘッドにした人物が出てくるが、実はその女性だけがこの映画を撮る前からスキンヘッドだった。あとの男性は、映画のために全員剃ってもらった。そして、監督のラファエルと、プロデューサーの僕も、みんなを安心させるために一緒にスキンヘッドになったんだ」と話していた。


18:20 直撃! 来場者インタビュー その1

Photo プログラムdを見に来ていた5人組に、それぞれ気に入った作品を尋ねてみた。 左から、
「“In God We Trust”。ユーモアがあって楽しかった」(伊藤きよこさん)、
「“In God 〜”とジャパン・ショートの“若い二人”。それから、殺し屋の話の“Last Request”も、最後までどうなるのかわからなくて楽しめた」(長谷部さん)、
「“In God 〜”と、あとは“若い二人”もなかなかよかった!」(臼木さん)、
「“In God 〜”は、主人公を自分に置き換えられる。今の私は、評価されるとしたら何点だろう? と思った。それに、ジャパン・ショートの“Hands”も気に入りました」(三枝さん)、
「スノードームを扱った“Indescribable Nth”が好き。心があたたまるような雰囲気がよかった。“In God 〜”にも共感した」(石井さん)。
彼女たちの間では、“In God We Trust”がお気に入りのようだ。

彼女たちは、ショートフィルムを観るのははじめて。
ショートフィルムの魅力について、長谷部さんは「展開が早いのがいいですよね。テンポがいいので楽しめます」と、
三枝さんは、「日本でもこれからもっとショートフィルムが身近に見られるようになるといいですよね」とそれぞれ話してくれた。
また、伊藤さんは「もし自分で作るとしたら? 短くてインパクトがある一発芸を作ってみたい」と答えてくれた。


20:00 プログラムe 質疑応答

Photo 今日最後の上映となったプログラムeには、「The Great Upsidedown」のプロデューサーのドリュー・ベルさん(左)、ブライアン・クラッグマン監督(中)、「The Hook-Armed Man」のグレッグ・チュチャック監督(右)の3人がゲストとして登場した。
自らも出演し、逆さ吊りになって演技をしたクラッグマン監督は、「どれぐらいの時間逆さ吊りになっていたのか」、という質問に、
「撮影の期間は2日間だったけれど、逆さになるのは20分が限度。休んでは逆さ吊り、を何度もくり返して撮ったんだ。この映画は、なにか意味のある映画を撮ろうとはまったく思っていなかった。ただ、逆さになっている自分を想像して、これが映画になったら面白いんじゃないか、という単純な発想からスタートしたんだよ」と答えた。
チュチャック監督は、この作品のアイディアを思いついたきっかけについて、 「フック腕の男は、アメリカの子どもたちが伝説として恐れている存在。そんな、子どもたちが持っているイメージと現代社会をぶつけてみたら、面白いストーリーができるのではないかと思った。この作品をあちこちで上映したら、どこの国でも“フック腕”ではないにしても、同じような伝説があったんだ」と話してくれた。

また、「今後、インターネットをなんらかの形で活用したいと思っているか」という質問に、クラッグマン監督は、「ネットで流すのはもちろんいいことだけれど、自分だったら、まず世界中のあちこちの映画祭に出品してから流したい。そのほうが認知度が上がると思うから」と、
チュチャック監督は、
「製作の前の段階から、見る側のことを意識しなければならないと思う。小さい画面で一人で楽しむ映画と、大きなスクリーンでたくさんの人と一緒に楽しむ映画は同じではないから。僕はこれからも、後者のほうを自分の映画づくりのスタイルにしていきたいけれど、多くの人に観てもらいたいという願望もあるから、インターネットはひとつのチャンスだとは思っている」とそれぞれ述べていた。


20:30 直撃! 来場者インタビュー その2

Photo プログラムeを観てくれたカップルに、感想を尋ねてみた。 会社員の村橋さん(右)は昨年のASSも観ていて、ショートフィルムを見るのは今年で2回目。 「“George Lucas in Love”は、自分もジョージ・ルーカスが好きなので、余計に笑えた。ショートフィルムは、オチが楽しみ。自分自身もショートフィルムを作ってみたいと前から思っていたし、去年も、観てとても刺激を受けました。自分で作るとしたら、サスペンスを作ってみたい」と話してくれた。 また、販売の仕事をしている片岡さんは、
「ショートフィルムを観るのは今年がはじめて。特に、トロンボーンでこづかれ続ける“Boundaries”が笑えました。ショートフィルムは、短いから気軽に観られるのが魅力。その作品で何を訴えたいのかもよくわかる。自分では作れる自信はないけれど、もしも作るとしたら、コメディか、ファンタジックな夢のあるものを作ってみたいですね」と語ってくれた。


映画祭3日めのスナップ

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原宿クエスト前にはASSのパネルが設置され、道往く人の目を引いている
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ラフォーレの斜め向いのアストロビジョン。ASSの映像が1時間に1回流されている
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控え室に貼られているポスターは、来日フィルムメーカーのサインで埋められてゆく


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