プログラムcを鑑賞してくれた水品さん(右)と佐藤さんに感想を聞いてみた。
アメリカに映画の勉強に行っていたという水品さんは、アメリカ留学時代に図書館に通い、アメリカの学生が制作したショートフィルムをよく観ていたそうだ。プログラムcで気に入った作品は、「The Last Real Cowboys」とのこと。
「ショートフィルムの中には実験的な作品も多いが、“The Real〜”はストーリーがわかりやすくて面白かった。幅広い世代で楽しめそう」とコメントしてくれた。
一方、伊藤さんはショートフィルムを観るのははじめてだという。「Oregon」と「The Ballad of Little Roger Mead」が気に入ったようだ。
「この2作品は、やはりストーリーがわかりやすかったし、面白かったです」と話していた。
「これからショートフィルムを作ってみたいと思いますか?」と尋ねると、実は水品さんが監督、佐藤さんが主演男優で、すでに7分ほどのショートフィルムを制作した、という答えが返ってきた。来年のジャパン・ショートでは、彼等の作品が観られるかもしれない。
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来場者インタビュー その2
ショートショート映画祭は昨年に続いて2度目、という2人。今年もいくつものプログラムを観に来てくれた。
遠藤さん(左)は、「“In God We Trust”はストーリーがわかりやすくかったし、点数制で天国行きか地獄行きかが決まるのが面白かった。“Alien Song”はアニメのエイリアンの動きと曲が良かったし、“Indescribable Nth”も心があたたまりました」と、
清原さん(右)は、「“Indescribable Nth”は、シンプルな線だけのアニメーションなのに、とても表情が豊かだった」と話してくれた。
ショートフィルムの魅力については、「一度にいろいろなジャンルの作品が観られる。ここで観た俳優が長編映画に出ているのを見つけると、自分が先に見つけていたという嬉しさがありますね」と清原さん。
最後に「おはぎ」の感想を尋ねると、遠藤さんは「話題の映画が観られてよかった。とてもほのぼのとした雰囲気にあふれていました。それと、天皇を崇拝していた当時の時代と、今との違いを実感しましたね」と、清原さんは「まるで日本人が撮ったみたい。外国人の監督とは思えないほど情感があった。おはぎに着目するに至った経緯が、ぜひ知りたいと思いましたね」とそれぞれ答えてくれた。