映画祭4日めの今日は、トークイベントで幕を開けた。テーマは、「フィルムVSデジタル」。第1部では、ティム・バートンのストップ・アニメーション作品「Vincent」を鑑賞した後、デジタルによる特殊効果を取り入れた作品「The Ballad of Little Roger Mead」のマーク・カーター監督と「The Hook-Armed Man」のグレッグ・チュチャック監督が登場し、デジタルの存在について語った。
「どんな作品にデジタルが合うのか」、という質問に、カーター監督は
「まずはストーリー重視で、フィルムを使うかデジタルにするかは予算次第だと思う。映画は今後デジタルによる特殊効果がどんどん取り入れられていくと考えられるので、デジタルを使う割合は増えてくるのではないか」と、
チュチャック監督は、
「デジタルで、今までフィルムではなしえなかったことが実現できると思うし、マークの作品も、クライマックスの嘔吐のシーンはデジタルでなければできなかっただろう」とそれぞれ述べた。