SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2020
（NEW）BORDERLESS

新しい映像文化や潮流を次世代クリエイターと一緒に探求するトークイベント
【Creators’ Junction partnered with Xperia™】世界配信スタート！
河瀨直美（映画監督）　×　常田大希（King Gnu　/ millennium parade)
MC:別所哲也（SSFF & ASIA代表）

米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭、ショートショート フィルムフェスティバル アジア　2020（略称：SSFF & ASIA）は、映画祭を締めくくるイベントとして、新しい映像文化や潮流を次世代クリエイターと一緒に探求するトークイベント「Creators’ Junction partnered with Xperia™」が9月28日よりYouTubeにて世界配信を開始いたしました。

本イベントは、ソニー株式会社（以下、ソニー）と、ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社と共同で開催。

『2つ目の窓』『あん』『光』などで世界的に評価の高い映画監督の河瀨直美さん、アーティスト/ミュージシャンの常田大希さん（King Gnu/millennium parade）をゲストに迎え、映画祭代表でモデレーターの別所哲也とともに、映像クリエイティブの今と未来について語りました。

常田さんは自身が若いころ見て感化されたルイ・マル監督『死刑台のエレベーター』の音楽をマイルス・デイヴィスが即興で手掛けた話を例に、映像と音楽のクリエイティブが密接な関係を築いてきたこと、また、「映画音楽にロマンを感じます」と話し、河瀨直美監督は「本気で自分の映画の音楽をやってほしい」と熱烈なオファーを伝えました。

トークセッションではSSFF & ASIA 参加監督のペドロ・コランテスさんがスペインから、中学生監督の池田周治さんが熊本からリモート参加。監督として大先輩である河瀨監督に「自分から湧き出るものに正直になって創ること」、「はみだしたとしても自分の情熱を絶対に曲げない。作り手は枠の中にはまらなくてもいい」といったアドバイスとエールを頂きました。

コロナ禍での制作現場について話す場面では、常田さんは「ミュージシャンたちが化学反応を起こして作品を活き活きさせてきていた」と改めて感じたことを、河瀨監督は自身がエグゼクティブディレクターを務めるなら国際映画祭の立場からも、「映画祭も配信で行ったり、発表の場を自ら創出しようとしていたけど、やはり人に会いたくなった」と振り返りました。別所は「クリエイティブな人たちは、コロナ禍でも何かそこでできることがあるはずだと知恵を絞りだす。それこそがクリエイティブだと思う」と、未来に向けての思いも語りました。

SSFF & ASIA 2021に向けて新たに公募が開始している「スマートフォン 映画作品部門 supported by Sony」の紹介がされると、観るだけでなく撮る楽しさ、編集する楽しさを3者がトーク。河瀬監督はコロナ禍にスマートフォンで作ったショートフィルムの話から
「無名の人でもいいものを作って一気に世界に発信できる可能性を感じた。」と期待を述べました。

なお、3者のトークセッションに先駆け行われたオープニングトークではソニーのブランドコミュニケーション部門 ブランド戦略部の中臺孝樹さんが登場。「SSFF & ASIAはプロを目指したい人たちにとっての一つの大きな指標。
サポートすることはクリエイター支援につながると考えました」とSSFF & ASIA オフィシャルコンペティションを企業として初めてサポートした背景を説明。

「テクノロジーを進化させてきたソニーが今後も色々なクリエイターと一緒に、世界を感動で満たしていければと思っています」と展望を語りました。

また、続いて行われた河瀨監督と別所のトークセッションでは、今年のオフィシャルコンペティション supported by Sonyを振り返り、

「クリエイターたちは今年のSSFF & ASIAのクオリティの高い作品を見て、自分たちにも可能性があることを感じ、どんどん作ってほしい」とエールを送りました。